松本:『花もだんごも。中之島WEST』、いよいよ始まりました!ステージ上では、NPO法人『雅夢』による「子ども和太鼓」の演奏が行われ、早くも盛り上がりを見せています。参加団体のブースも、個性豊かです。
藤原:人形劇や工作教室、遊びなどが行われている「こども広場」、NPOの活動を紹介している「NPO活動紹介コーナー」、「飲食模擬店」という構成になっています。
松本:それでは、私たちも二手に分かれて回ってみます。
●藤原レポート
藤原:「こども広場」にやって来ました。自分の写真で缶バッヂを作ったり、的当てや、スマートボールの大きい版ともいえるコリントゲームなどもあり、子どもはもちろん、大人の方も楽しめる空間になっています。区の花「野田ふじワイン」と書かれているブースがあります。こんにちは!
出展者1:こんにちは。
藤原:この「野田ふじワイン」というのは、どういうワインですか?
出展者1:福島区の区の花は、野田ふじです。豊臣秀吉が野田ふじを見に来たという言い伝えがあり、区の花を決める時に野田ふじにしたそうです。そういうこともあり、とにかく野田ふじを区民のみなさんにぜひ広めたいと、酒屋さんにお願いして、ワインを特別に作っていただきました。それを福島区の区民まつりや、今度4月29日に開催します「フラワーフェスタ」で売るのですが、今日はまあ番外編ということでやってまいりました。
藤原:種類がいくつかありますね。ナイアガラぶどう、野田ふじワインだとか、どれがおすすめですか?
出展者1:酒屋さんは、一番高い1500円のナイアガラって言うでしょうけれど、ただね甘口、辛口があるので、好みにもよります。どれでもいいから、試しに飲んでいただけたらと思っています。
藤原:では、野田ふじが区の花ということですから、野田ふじワイン赤・辛口をいただきたいと思います。藤の花が描かれているラベルですごくかわいいですね。色も美しい赤ワイン。いただきます。ちょっと渋みが残りますが、ぶどうの香りもすごく良く、キューと凝縮されている感じです。
出展者1:『ふじの花』という、歌体操のコーナーもございます。あわせてよろしくお願いします。
●松本レポート
松本(アナ):私は、「NPO活動紹介コーナー」に来ています。ここでは、十数団体が、それぞれの活動をパネル展示などで紹介をしています。秋に番組の中で電話取材をしました『国際交流NPO法人もみじ』のブースがあります。理事の松本さんにお話を伺いましょう。よろしくお願いします。
松本(もみじ):はい。お願いします。
松本(アナ):展示の中に、緑と赤と青の色をしたCDマップというものが置いてありますが、これはどういうものですか?
松本(もみじ):形状はCDですが、「ちょっと・どきどき(Chotto DOKI DOKI)」でCDマップ。「ちょっとどきどきマップ」ということで、いわゆるCDではありません。
松本(アナ):なるほど!「ちょっと・どきどき(Chotto DOKI DOKI)」の頭文字でCDとは、うまいネーミングですね。
松本(もみじ):いろんな人の智恵を借りながら、アイデアを出した成果です。
松本(アナ):マップ自体が、CDのケースにちゃんと入っています。
松本(もみじ):淀川区のホテルなどの観光マップとして作りました。淀川区をもっと知ってもらいたいと、地元の風呂屋や商店街、ちょっとマニアックなお店なども紹介しています。
松本(アナ):地図の中にイラスト入りで、例えばお店のご主人の似顔絵や写真などもあって、面白いですね。
松本(もみじ):町の人って結構ユニークな方が多く、手作りこんにゃく屋さんが凧作りの世界的な方であったり、居酒屋の大将がルーブル美術館でグランプリをとられるような画家だったりで、一人一人見ていけば、本当におもしろいユニークな方がたくさんいらっしゃいます。そういった方とお店にスポットを当て、その方たちを目当てに商店街に来てもらったり、居酒屋にも立ち寄ってもらいたいと、淀川区役所と協力して制作しました。
松本:次に『都島区コミュニティ協会同好会連絡協議会』のブース前に来ています。このブースの中に、木製の非常に重厚なオルゴールがあり、それが目を引いたので伺いました。お名前をお聞きしていいですか?
野口さん(以下、野口・敬称略):野口やすえです。
松本:オルゴールが目を引きましたが、以前、番組で都島区の方に電話取材した時にも、貴志康一さんという音楽家の名前が出たことがあります。
野口:毎回こうしたイベントごとに、貴志康一さんは都島の区民のみなさんに紹介されています。“都島区民のなんとか”というイベントには、必ずといっていいほど貴志康一さんが出てきますね。
松本:若くして亡くなられた天才音楽家ですね。今日もパネルが展示されています。こちらに大きな大きなオルゴールがありますが、この由来を説明してもらえますか。
野口:120年前のドイツ製のオルゴールで、曲目は「川と遊ぼう」というらしいです。
松本:どんな音がするのか、ちょっと聴かせていただけますか。スイッチを入れると鳴るんですね。オルゴールの中にある盤も大きいですね。直径で40〜50cmはあります。曲が流れてまいりました。「川と遊ぼう」です。それでは聴いていただきましょう。
(♪オルゴールの音色♪)
松本:なかなかいい音色で、展示にも工夫を凝らされています。
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イベントは、大阪でも注目の高い
「中之島WEST」で行われました
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いよいよ始まりました 「花もだんごも。中之島WEST」
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ステージでは、元気いっぱいの
こども和太鼓の演奏から
始まりました
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「NPO法人雅夢」の演奏では、
4歳のちびっ子も力強く
太鼓を叩いていました
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「西成区少年少女合唱団」の
合唱・リコーダー合奏は、
聴いている人を魅了しました
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「国際交流NPO法人もみじ」の
CDマップには
大阪人らしいユーモアがいっぱい
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「都島区コミュニティ協会
同好会連絡協議会」では、
120年前のドイツ製の
オルゴールを見ました
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東住吉区は、地元の元気な企業
ということで「ヘルメスソース」
を使って、おいしい
“いか焼き”の模擬店を出展
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