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〜インタビュー後半〜
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(後半)

●スタジオ

松本:コンペの選考について、いろんな意見、アイデアが出たようですね。

藤原:代表として、『上町台地からまちを考える会』の山口洋典さん、NPO法人『もみじ』の味方慎一さん、『からほり倶楽部』の山根秀宣さん、『大阪西区交流スペース』の松川信治さん、『天保山山岳会』の橋本誠さん、『大阪九条下町ツアー』の谷口靖弘さんに発表していただきました。

松本:ところで、みなさんから事業企画の募集をもう募っているのですか?

藤原:ラウンドテーブルで出た意見やアイデアを取り入れて、さっそく審査の基準が決まりました。応募資格のある皆さんには、もう参加要領を発送済みです。つまり、企画募集はもう行われています。なお、締切は今月28日で、審査会は、3月7日に行われます。

松本:審査委員は、誰が務めるのですか?

藤原:審査委員も、これまで番組に出ていただいた団体のみなさんに声をかけ、なってもらいます。つまり、コンペに参加している団体の代表の方も、審査委員になれるということです。

松本:応募した団体の代表も、自ら審査委員になるということですか?

藤原:そうです。

松本:ルールも自分たちで作って、審査も自分たちでするという、新しいやり方ですね。

藤原:審査結果がどうであれ、応募された企画が、他の団体の活動の参考になっていくといいですね。

松本:ところで、みなさんは、こういう場を初めて経験されて、いかがでしたか?

藤原:みなさん目的は、一つ。大阪を元気にしていきたいということですから、意見をぶつけ合って、有意義な時間を過ごされたのではないかと思います。参加したいくつかの団体に、感想などを伺っておりますので、それをお聞きいただいた後、議長を務められました金井文宏さんに、今回の会議の意義などについて伺いました。続けてお聞きください。




藤原:『ぐるーぷ・ぬ!』の坂口さんと的場さんにお話を伺います。普段はどんな活動をされているのですか。

坂口さん(以下、坂口・敬称略):
浪速区を中心に人形劇の活動をしています。子どもたちに人形劇を届けるという活動です。

藤原:今日、会議に出席されていましたが、いかがでしたか?

坂口:ちょっと思っていたのとは違いました。私たちは何か企画を持ってきて、この場で発表し、「その事業、OKだ!」と言われると、予算をいただけるのかなと思っていたものですから。今日はそうではなく、まずコンペの基準を決めようという話だったので、思っていたのとは違いました。

的場さん(以下、的場・敬称略):あまりにも話が茫洋としていて、一体何を決めたかったのかも分かりませんでした。

藤原:なるほど。では、今日は、発言はされなかったのでしょうか?

的場:5つか6つのグループに10万から20万円の助成というお話でしたが、あるグループの方が、5つ6つ集まって60万円というのでもいいのではないか、また、継続的に1年かかってそれだけのものを作ってもいいのではないかとおっしゃっていました。その意見は、なるほどなと思いました。

藤原:自分の意見とは違ったけれども、何かいいものを得たという感じですか?

的場:そうですね。いいものを作ろうと思ったら、それだけ時間もかかると思います。

坂口:締め切りまでが短すぎると思います。10万円使うだけでも、かなりの計画をしないとできないので、もう少し期間があれば、いいものが出来あがるでしょうし、その60万円で、大きなものができると思います。これだけ様々な分野の方が集まっているので、すごくいいイベントができるのではないかと思いました。そういう力、元気をもらいました。

藤原:これから大阪を元気にするためには、何が必要だと思われますか?

坂口:みなさんのパワーでしょうね。

的場:そうでしょうね。

坂口:あとは、子どもたちと若い人たちの力でしょう。

藤原:人形劇を通じて、これからも頑張ってください。

坂口・的場:頑張ります!




藤原:『伝統文化みおつくし倶楽部』の加藤さんです。こんにちは。

加藤さん(以下、加藤・敬称略):
どうも、こんにちは。

藤原:普段はどんな活動をされているのですか?

加藤:西成区の区民センターの部屋を借り、伝統文化のお琴や三味線、踊り等をわきあいあいと楽しみながら、教えていくという教室を開いています。基本を知ったら面白いから、「基本の「き」講座」という形で、やっています。

藤原:今日はいろんな団体の方が集っていますが、いかがでしたか。

加藤:多くて、びっくりしました。面白かったですし、私どものNPOも方針として、伝統芸能というくくりに縛られないで、様々な分野の方々と一緒にコラボレーションという形で仕事ができれば、ということを願っています。

藤原:今日は具体的なお話は出ましたか?

加藤:出ました。例えば、大阪の船場の界隈には、昔、太閤さんがつくった「太閤路地」というのが残っています。よく話題になりますが、そこで活動されている方とか、三休橋でいろいろやっていらっしゃる方とかと一緒になって、私たちは芸能方面から力を出していけば、何かできるのではないかと。町としての面白さをアピールしてもらうようなかたちで、一緒のことができるのではないかというような話がでました。

藤原:なるほど。まったく違った分野でも、どこかに共通点があるということですね。

加藤:何かそこで面白い発見と感動が新たに生まれてくるのではないでしょうか。今日、こういう会を催してもらい、いわゆるマッチングする相手が見つかるという期待と予感をより一層、高めてもらったと思っています。

藤原:2回目のラウンドテーブルも企画していますが、出席されますか?

加藤:もちろん参ります。今日、様々な意見が出ていましたように、「私たちはこんなことができますよ」というアピールをもっと高めていくと、一層、話が分かりやすくなるのではないでしょうか。

藤原:これからも大阪を元気にするためには、どうすればいいでしょうか?

加藤:自分たちが持っている様々な資源を出し、それを盛り立ててくれる人がいること。人の知恵と力と、あわせて、脳に汗かき、体に汗かき、いくらかのお金も用意しながら、町の人たちと何かできないかを常に考え、アクティブに動いていくということではないかと思います。

藤原:どうも、ありがとうございました。




「こんな団体があったんや」と、
お互いの団体の活動についても
紹介し合いました。

自分たちが考えている意見などを、
どんどん出し合い、
より深層に入った会議が続きました。

「大阪をもっと魅力的な町に」
という思いには、話が尽きません。

それぞれの団体が、
これからも向上していこうと、
誓い合って閉会しました。





●<金井さんインタビュー>

藤原:議長を務められました金井さんにお話を伺います。初めての会議を開催され、議長として、いかがでしたか?

金井:大阪の様々なNPOの方や地域で活動されている方々が、よくもこれだけ集まったなあということが、今日の一番大きな感想です。

藤原:様々な意見が飛びかっていましたが、一番、意義があった点は、何でしょうか?

金井:良い意味で“クセモノ”の方も多かったと思いますが、その方々が、「知り合った」ということが、一番大きな今日の成果です。また我々、事務局もそういう方々と出会えたことが、今日のお土産だと思います。


出演者写真
今日の出会いで、もっと
“魅力ある大阪”になることを
期待したいですね


藤原:なかなか横のつながりや交流は、持ちにくいですからね。

金井:私もNPOの理事をしていますが、農業関係専門のため、その分野の人間しか知りませんからね。

藤原:今日は、そういう意味で、良い機会だったのではないでしょうか。大阪を盛り上げるために、「一緒にやろう!」ということで、みなさん意見は一つだと思います。本当に何か大きなことが出来そうですね。

金井:大阪人のハイブリッド効果とでも言いましょうか。様々な組み合わせで、あちこちでいろんなことを仕掛けていくことを、切に願っています。

藤原:今後、どのように推進会議を進めていくおつもりですか?

金井:月並みですが、みなさんの知恵を集め、大衆の知恵を集めて運営していくことが、一番大事だと思っています。

藤原:個性と個性がぶつかって、いいものができそうですね。

金井:出会いでしょうね。

藤原:ありがとうございました。

金井:どうも、おおきに。



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