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阪和自動車道に乗って、また和歌山方面へ。泉南インターで下りて南東へ5分ほど走ると山への入口があり、そこを登って行くと堀河(ほりご)ダムがありました。その上流、ダム湖が川になってきたところに、今度はかやぶき風の家がいくつも出現しました。「紀泉わいわい村」です。所長の西川泰行さんに伺いました。山あいを流れる川や棚田風の田んぼがいい雰囲気です。 |
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かやぶき風の宿泊棟は昔の造りで、かまどがある土間、縁側付きの部屋、いろりの切られた板の間があります。 「建物は新築ですが、昔の造り方で土間や土壁、縁側などを再現しています。扇風機もストーブもなく、まきだけで生活します。子供たちは土間とや『へっつい(かまど)』、縁側という言葉を知りません。テラスとかベランダとか言って。日本の生活の言葉が少しずつなくなっていくのかと感じます」 |
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「鉄の釜に『げす板』を入れて入ります。お客さんに自分でまきを割ってもらって、たいていただいてます。『ぬるないか?』と声をかけて、家族がみんな一緒に生活する感じがします。食事は、食堂もありますが、ほとんどの方が自炊です。また、『お父さんのキャンプリーダー養成講座』もあり、お父さんだけ先に来てもらい、まきの割り方や火の着け方を伝授しています。最後に家族を呼んで、『どうだ、お父さんだってうまいだろ』と言えるように」 |
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紀泉わいわい村 |
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なにわ伝統野菜の復活 |
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![]() 色が薄くて粒が黒いキュウリ、皮が赤いジャガイモがあります。 「キュウリは『なにわ伝統野菜』の『毛馬胡瓜(けまきゅうり)』を復活させたものです。7〜8年前から栽培を始めましたが、歯切れが良くて人気があり、生産が追いつきません。同じくなにわ伝統野菜の『勝間南京(こつまなんきん)』も旬を迎えます。一方、ジャガイモは、主流が以前の男爵やメークインからキタアカリという品種に変わってきており、赤系統のもアンデスやベニアカリになりつつあります。商品の一部には、化学肥料や農薬を大幅に減らした『大阪府エコ農産物』のマークが付いていますが、『安全で安心して食べていただける』をモットーに導入を図っているものです」 |
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道の駅「かなん」 ■営業時間/平日9:00〜17:00 、 土日祝日8:00〜17:00 (朝市は16:00まで) ■休館日/年末年始のみ ■TEL/0721-90-3911 |
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![]() 今回のキーワードは“土”でした。泉州の水ナス、道の駅「かなん」の野菜、紀泉わいわい村の土間やかまどの香り、全部土からの恵みです。 |
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