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   コース料理をいただき!               

 
 

間人ガニの刺し身

 カニの甲羅の中で味噌が煮立っています。憧れの間人ガニです!間人漁協から歩いて5分、旅館「昭恋館 よ志のや」は、昭和30年代をコンセプトに改装されたレトロな雰囲気で、温泉とカニを楽しめるおしゃれな宿です。ご主人の福山勝久さんに伺いました。カニ料理は宿泊しなくてもいただけるようです。
「最近はお昼のコースだけの人も多いですね。つきだし、カニ刺し、焼きガニ、カニすき、カニ雑炊のコースですが、カニすきの前にはカニ味噌のスープを味わっていただきます。料金はグループの場合で1万500円から3万1500円までで、間人ガニかオホーツク海の冷凍ガニかで違います」



カニに夢中!
 今日は1万500円のコース、カニ刺しだけ間人です。
「個人だと1万3000円いただいています。最初は生ものから食べてください。カニ刺しは素材の味を生かすため、薄い土佐割りじょうゆで食べます。個人的には、次は焼きガニでしょうね。何もつけずにそのままどうぞ。甘いですよ」

 福山さんが一番おいしいと思うカニの食べ方を伺いました。
「ゆでガニですね。しかも、冷ましたものです。冷ますと身に甘みが出で、味噌も固まっていい具合になります」

 読みにくい「間人」の名の由来を伺いました。
「聖徳太子の生母『間人(はしうど)皇后』が、蘇我氏と物部氏の戦争の時、大和の国から当時『大浜の里』と呼ばれていたこの辺りに逃れてきました。乱も治まり、大和へ帰る時、世話になったと自分の名を取って『間人(はしうど)村』としたそうですが、村人は恐れ多いので『間人』の字だけをちょうだいし、皇后が大和へ退座するのにちなんで『たいざ』と呼んだといわれています」




  お客さんはどちらからが多いのでしょう。
「多いのは大阪ですが、高速道路が宮津までつながり、四国や、越前ガニの本場の福井県からもいらっしゃいます」



  昭恋館 よ志のや
 
  ■TEL /0772-75-2284



   鳴かない?鳴き砂           
 
琴引浜海岸
 丹後町の西隣、京丹後市網野町の琴引浜(ことひきはま)に来ました。鳴き砂で有名です。しかし、歩いてみましたが、鳴きません。キュキュと音がするはずですが…「現在、砂は鳴きません」という看板が出ています。どういうことでしょう。「琴引浜鳴き砂文化館へ」とも書かれていますので、行ってみましょう。

  琴引浜の少し山手にある琴引浜鳴き砂文化館へ。館長の宇野貞夫さんに伺いました。
「鳴き砂は乾燥していないと鳴きません。冬の丹後は雪や雨が多く、鳴かないんです。ですから、ここへ来ていただくわけです」



水の中の砂を鳴かす「カエルのゆりかご」
 鳴き砂を聞く体験ができるようです。木の棒で砂を軽く突つくと…鳴いた!
「違う場所も突いて、横にも引いてみてください」
  いろいろな音が出ます。
「鳴く砂は石英で、水晶と同じ成分です。石英が5割以上入っていて、しかも奇麗じゃないと鳴きません。衝撃を加えると、こわ張っていた砂が雪崩現象を起こして鳴きます。鳴き砂は全国に30〜40カ所ありますが、2km近くもある浜は、ここや島根県の琴ヶ浜など全国に3カ所ほどです」



   琴引浜鳴き砂文化館
 
 ■開館時間/9:00〜17:00 *入館16:30まで
 ■休館日/毎週火曜日(祝日の場合は翌日) 、
         年末年始
 ■入館料/大人300 円(障害者手帳持参200 円)、
         小中学生100 円
 ■TEL /0772-72-5511

 



間人ガニは絶品でした。鳴き砂の不思議についても、知ることができました。丹後半島はまだ見どころがいっぱいです。時間をかけてゆっくり回りたいと感じました。