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京都縦貫自動車道でスーッとドライブ
立春が過ぎ、本物の春まであと少し。そこで、残り少ない冬を楽しむため、冬の味覚の王者であるカニを食べに行くことにしました。今回は丹後半島の京丹後市まで、高級ガニとして超人気の「間人(たいざ)ガニ」を味わいに行きます。


京都縦貫自動車道
 中国自動車道から舞鶴若狭自動車道へ、そして綾部ジャンクションで京都縦貫自動車道に入って宮津天橋立インターへ向かっています。京都縦貫自動車道は京都府久御山町から丹後半島まで京都を貫く道ですが、区間ごとに整備中で、今走っている綾部宮津道路区間は一昨年開通しました。全体としてはまだ途切れ途切れで、大山崎〜沓掛(くつがけ)間、綾部安国寺〜丹波間が、今工事中です。将来は、宮津天橋立インターの先、野田川岩滝インターまで延び、その後、京丹後市網野町まで通る計画になっています。

  <京都縦貫自動車道の地図>




   「間人ガニ」がおいしい理由              
 
間人漁港(市の準備中)
 宮津天橋立インターを降り、国道312号や482号などを1時間ほど走ると入り江が見えてきました。丹後半島北側の真ん中あたりにある間人漁港に到着です。丹後町漁業協働組合組合長の佐々木新一郎さんに伺いました。間人ガニは、越前ガニや松葉ガニと種類が違うのでしょうか。
「呼び名が違うだけで同じです。この辺りでは総称して松葉ガニと呼びます。間人のカニ漁は漁船が小型で、日帰り漁が主力です。通常は午前1時に出港し、午後4時の市に間にあうように帰ります。海のものは取ってから口に入るまでの時間が短いほど鮮度がいいため、評価されているんでしょう」

京都府産のカニは緑のタグ
 カニ漁の期間はいつでしょう。
「省令で11月6日から翌年3月20日までと定められています。今年は出漁日数が少ないんですよ。1月で5回かな。今年は海の状態が悪いんです。12月までは穏やかだったんですけど」

  カニごとに間人ガニの証明があるようです。
「生産者として責任を持つため、船名と『間人ガニ』と書いた緑のタグを雄ガニにつけています。また民宿や旅館でも、『間人ガニの刺し身』『間人ガニの焼きガニ』『間人ガニ丸ごと1匹』などと表示し、(他漁港産のカニを含めて)単価にランクを付けていますので、懐具合と相談しつつ本物の間人ガニを食べていただけます。信用が大切ですから」