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大宇陀町は吉野くずの産地。老舗中の老舗「吉野葛本舗・黒川本家」は、旧松山地区の有名な町家でもあります。生産工程を見ましたが、掘り出したくずの根を細かく裁断し、井戸水に漬けて絞り、一昼夜放置するとでんぷんが沈殿します。何度も水を換えて沈殿させると、塊になった表面に不純物が浮かぶので、それを包丁でこそぎ落とし、中の奇麗な部分だけをまた水に溶かすという作業を繰り返します。これをどれぐらい繰り返すのでしょうか。12代目当主の黒川重之さんに伺いました。 ![]() |
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不純物を取り除く作業で大切な点は何でしょう。 「水温が低いことと、水が良質であること。これがくずをさらす条件で一番大事なことです。冬の寒い時期にしか、くずは製造できません。くずはマメ科の植物ですので、イソフラボンなどが入っており、女性のホルモンバランスの安定によく、また葛根湯(かっこんとう)と言うように風邪に対する抵抗性もあります。お腹こわしてもくず湯を飲むなど、家庭の常備薬みたいな形で食されてきました」 |
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温泉自動販売機 | ||||||||
松山地区の南、国道166号と国道370号の交差点に道の駅「宇陀路 大宇陀」があります。大きな町家風の建物です。駅長の武川龍太郎さんに伺いました。物販とレストランがあります。 |
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他にないものがあります。
「温泉の自動販売のことでしょう。ガソンリンスタンドの給油感覚で、近くの温泉の湯を40リットル100円で販売しています」 道の駅「宇陀路 大宇陀」 |
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![]() 国道166号をさらに東へ走り、高見トンネルを抜けると三重県です。高見山は標高1200m以上あり、高見峠は地滑りが多くて、1983年のトンネル開通前は大変だったようです。しかし、開通後は奈良と三重の人々の交流が盛んになったそうです。 |
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