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   占いでにぎわう商店街            <石切参道商店街の地図はこちら>

 
 

石切参道商店街

 東大阪市の「石切参道商店街」に来ました。近鉄奈良線石切駅から石切神社へ、幅2〜3mのクネクネ曲がった下り坂を歩いてきましたが、本当に面白い商店街です。観光客向けのみやげもの店があるかと思えば、占いの館が出現し、地元の方が下着を買うようなお店もあったりして、おもちゃ箱をひっくり返したようです。石切参道商店街振興組合理事の亀井正美さんに伺いました。
「観光客向けあり、日ごろの買い物向けあり、普通の商店街とは違った趣がありますね。大正時代に大軌鉄道、今の近鉄奈良線が(神社東側に)出来て商店街が形成されていきました。店舗は130〜140軒ほどです。それ以前は今と逆で、神社の西、東高野街道から東生駒山に登る道が参道でした」



レトロな漢方薬房

  ここは「お年寄りのアメリカ村」とも呼ばれているそうです。
「東京の巣鴨地蔵通商店街が『お年寄りの原宿』と表現されるのに対して、そのように呼ばれることもあります。しかし、ここ20年ほどは占いの店が増えて、石切さんに参らず占いだけで帰る方もいますね。1月14日は1年の無病息災を祈願する大とんど祭を共催します」



   商売の神様の商店街         <西宮中央商店街の地図はこちら>
 
西宮中央商店街・さくら通り
 兵庫県西宮市の「西宮中央商店街」は、全国のえびす神社の総本社である西宮神社の参道商店街です。阪神西宮駅南側にある「柳通り」「さくら通り」「もみじ通り」をあわせてそう呼びます。柳通りにある松下呉服店のご主人で、西宮中央商店街振興組合理事の松下治正さんに伺いました。商店街は路面が白っぽいタイル舗装で明るいイメージです。
「昔、阪神電車が国道を走っていた際の石を加工して石畳にしています。商店街は、昔から参道として存在し、西宮神社の赤門から続く『本町』がメイン参道でしたが、戦災で焼かれ、終戦後は西宮駅も近いということで、こちら、北へと移動しました」

コミュニティ広場に保存されている時計
 阪神・淡路大震災でも被災しました。
「震災前も商店街としては少し下降気味で、なんとか踏ん張っていたところに震災があり、200軒ほどあった商店は、後継者難や不況もあって今は70数軒になっています。復興を機に中央商店街から『EBISU SUN ROAD』という名前に変え、また西宮神社とのつながりを深めるため宮司さんに組合の役員会に出席していただき、1月だけでなく毎月9、10、11日に『えびす市』を開催しています」

 以前あった柳通りのアーケードの大きな時計は、5時46分で止まっていてシンボルにもなっていました。
「アーケード撤去後は商店街中央のコミュニティ広場に、モニュメントとして設置しています。1月17日の集いは今年10回目。5時46分に黙とうした後、手作りの豚汁を振る舞います」

 商売繁盛の神社の門前町、景気回復の流れを起こしてほしいものです。


西宮神社の東、国道43号西宮本町交差点付近は、阪神・淡路大震災の時、阪神高速道路の橋が落ちました。今はここも復興し、『EBISU SUN ROAD』の旗がはためいています。今年は誰にも太陽(SUN)が降り注ぐ1年になりますように。