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湖西の快適道路を2004年最後のドライブ
前回に続き、2004年の話題にちなんだ場所へドライブします。今回は一大ブームを巻き起こした「冬ソナ」がテーマです。「ヨン様・ジウ姫」が初デートした場所といえば、春川(チュンチョン)の南怡島(ナミソム)にあるメタセコイヤ並木。さすがに韓国までは行けませんので、滋賀県マキノ町(現・高島市)にある有名なメタセコイヤ並木に向かいます。



湖西道路
 名神高速京都東インターから国道161号「西大津バイパス」に入りました。滋賀県大津市と福井県敦賀市を結ぶ琵琶湖西側の国道161号は、渋滞が多いためバイパスの整備が進められています。西大津バイパスもそのひとつで、京都東インターからそのまま走れ、トンネルを二つか三つ抜けると、琵琶湖がぱっと広がる快適な道です。少し走ると湖西道路になりますが、これもバイパスのひとつで全長約17km、志賀バイパスへとつながる道です。この道をもっと使ってもらって161号の車を減らそうと、2003年には料金を半額程度に下げる社会実験が行われました。

  <湖西道路の地図はこちら>


   鯖(さば)街道の宿場町
 
旧・鯖街道(朽木村市街地)
 湖西道路を真野インターで降りて西へ向かい、国道367号に出て北上。琵琶湖西側の山々の西を走る感じで、滋賀県朽木村(05年1月より高島市)に到着しました。ここはのどかな山村ですが、「鯖街道」の宿場町として有名で、ここ数年は“秘境の地”としても人気です。国道367号沿いにある道の駅「くつき新本陣」に立ち寄り、駅長で朽木村観光協会の澤田龍治(たつじ)さんに伺いました。今も観光バスが到着しています。
「京都や大阪から近いのに、たくさん自然が残っているから、お客さんがみえるのかなあと思います。最近は鯖街道といわれる国道367号の改修も進んで観光バスも来ます。朽木は昔から日本海や若狭から、京都や大阪への旅の宿場町として利用されてきました」

朽木の象徴「丸八百貨店」は
喫茶店として復活
 四季折々の魅力に富んだ村です。
「春は新緑で、夏は川遊び、アユ釣りの人も多いですね。秋は紅葉が奇麗です。冬も、『歩くスキー』などで雪を楽しんでもらえます。木造3階建ての『丸八百貨店』や古い郵便局などの観光スポットもありますが、やはり一番は自然ですね。最近出た『くつき温泉』も人気があります。また『興聖(こうしょう)寺』の庭園は、元は足利将軍が京都の戦乱を逃れできた時に造った有名な庭です」

熊の油も売っていた
 道の駅について伺いました。
「道の駅やのになかった売店を、2003年8月に造りました。もう一つの建物は観光案内所や事務所で、2階にはレストランを整備しました。朽木独特のサバのなれずし、サバずし、冬はニシンのこうじ漬け、とち餅が評判です。なれずしは、春にサバのはらわたを取って塩サバにし、塩飯を入れ、サンショウの葉の新芽を並べて重しをして作ります。夏の発酵時期を過ぎると食べごろですが、独特のもので無理やという人もいます」

 なぜ「くつき新本陣」なのでしょう。
「領主朽木氏の『朽木本陣』が政治や経済の中心施設だったことから、村の情報発信や都市の人との交流の拠点施設として、新しい“本陣”を整備したわけです」


 
 

  道の駅「くつき新本陣」

 ■営業時間/9:00〜17:00
 ■定休日/毎週火曜日*祝日の場合は翌日、
         12/29〜1/4
 ■TEL/0740-38-2398