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新しい竹内街道で古(いにしえ)の都へ
もうすぐ大型連休ですが、車で出かける方にうれしいニュースです。新しい道「南阪奈道路」が、先月ついに開通しました。「平成の竹内街道」とも呼ばれているこの道、走らないわけにはいきません。今回は南阪奈道路をドライブします。



  これが南阪奈道路    
 

南阪奈道路

 南阪奈道路は大阪府美原町の美原ジャンクションから奈良県新庄町までの約17kmの道です。高架になっている自動車専用道路は、美原と羽曳野インター間の約4km半が片側2車線・合計4車線、羽曳野・新庄町間の約12km半が片側1車線・合計2車線ですが、ここも交通量に応じて片側2車線・合計4車線になる予定です。
 美原ジャンクションは阪和自動車道と南阪奈道路をつないでいます。それと一体構造のような形で東側に美原インターがあり、さらに「たじはや料金所」があります。美原ジャンクションと羽曳野インター間の通行料は、普通車で200 円です。その後、美原東、羽曳野、羽曳野東、太子インター、葛城インターと続き、太子・葛城間にある太子本線料金所では450 円支払います。全線走ると普通車で650 円です。



大和高田バイパス
 南阪奈道路は新庄町で大和高田バイパスとつながっているため、大阪から奈良県橿原市までが本当にスムーズになりました。大阪市役所から橿原市役所まで、以前は1時間40分かかっていたのが50分に、関西国際空港・橿原市役所間は2時間10分が1時間になりました。では、実際に走りに行きます。
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 阪和自動車道から美原ジャンクションを経由して、南阪奈道路へ入りました。すぐにある「たじはや料金所」を過ぎ、早くも太子インターです。以前、近つ飛鳥の博物館へ行った時は時間がかかりましたが、今日は美原から5分ほどで太子料金所を通過です。
 當麻町、新庄町も過ぎ、国道165号・大和高田バイパスに入って、これから奈良県橿原市に向かいます。

  神武天皇即位の地    <橿原市の地図はこちら>
 

橿原神宮 バックは畝傍山
 大阪市港区からなんと45分、ここは日本書紀などに初代天皇の神武天皇が即位した場所と書かれている橿原神宮です。創建は明治23年とのことですが、詳しいお話を「橿原市観光ボランティアガイドの会」会長の柳生善孝さんにお伺いしました。
「神武天皇が初めて大和に入り、お宮を造られたという記録があり、神宮を建てることになりましたが、最初は場所が分からなかったんです。江戸時代に賀茂真淵や本居宣長が、日本書紀や古事記、万葉集から場所を推察し、その後歴史考証を重ねた結果、多分間違いないと、当時田んぼだったここに建てました」


畝傍山登山口は
神宮裏の参道とつながっている
 橿原にある大和三山を1日で制覇することはできるのでしょうか。
「全部歩くと12、13kmぐらいだと思いますが、若ければ十分できる。行ける所まで行きましょう」