ホーム パーソナリティ紹介 これまでの放送-放送日から検索 これまでの放送-地図から検索 番組あてメール ラジオ大阪

 


   大和北道路はPIで道づくり

 


今回は第二阪奈道路で奈良へ

 奈良市から大和郡山市に入りました。現在建設中の京都と奈良と和歌山をつなぐ「京奈和自動車道」は、自動車専用部で開通しているのが城陽〜木津間だけで、郡山から和歌山までは工事中です。しかも、奈良市と大和郡山市の間は、道路建設に必要な都市計画決定すらまだです。奈良市内は文化財が多いためルート設定が難しいのですが、昨年10月にPI(パブリック・インボルブメント)による道づくりが始まりました。学者などで構成される「大和北道路有識者委員会」が、一般に情報公開しつつ、幅広い皆さんから意見を聞いた上で提言をまとめていく方法です。早く出来てほしいものです。

 


   厄よけはここから始まった
 
松尾寺境内
 松尾寺平野雅裕さん 松尾寺は日本最古の厄除(やくよけ)観音として知られ、地元では「まつのおさん」と親しまれています。ここも紅葉が見事です。有名な入り口のわき水(松尾山霊泉)をいただき、石段を上ると朱塗りの本堂がありました。お話を伺ったのは、松尾寺の平野雅裕(がゆう)さんです。まずは厄年について。
「厄年は人生の節目で、還暦までに大小25回あるといわれております。厄年には悪いことが起こると心配する方がいますが、本来、厄年は良い方向にも悪い方向にも変わっていく、人生の節目の年のことです。だから大切な時なんです」



松尾寺本堂
 松尾寺創建についてお伺いしました。
「天武天皇の皇子・舎人(とねり)親王が、日本書記の編さんで何度もこの地に来られ、2月初めの午の日に、松尾山に厄除観音様が天下ったのをご感得されて、ここに観音堂を建てられました。それが42歳の厄年ということで、厄よけの寺、修行の山として信仰を集めています。厄除観音は秘仏で、年一度、11月3日にご開扉します。十一面千手千眼観世音菩薩で、頭に十一の菩薩、千の手、手のひらに描かれた千の眼を持っています。境内には本堂以外に、三重塔、松尾山神社、行者堂、七福神堂など多くのお堂があります。拝観対象になるのは七福神堂の中だけで、重要文化財の大黒天など福の神様が集まります。多くの方にお参りいただいて、厄を払い、福を授かってほしいですね」

 

   松尾寺
 ■拝観時間/9:00〜16:00
 ■拝観料/七福神拝観300 円(境内は自由)
 ■TEL/0743-53-5023


奈良の趣のあるお寺を三つ回りました。本当に奇麗です。百聞は一見にしかず、ぜひお出かけください。