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第二京阪道路、京滋バイパス、名神高速道路をひた走る
6月といえば、憧れのジューンブライド。毎年、今年こそと思うのは、「阪神優勝」と「いい人が現れますように」ですが、阪神優勝が現実的になった今、残るは素敵な人との出会いしかありません。そこで今回は、“恋の道”をドライブします。

  幕末の劇的な恋    <第二京阪道路と京滋バイパスの地図はこちら>



第二京阪道路

 
 まずは、第二京阪道路「緑立つ道」をドライブ。この道は、枚方東インターから巨椋池インターまで今年開通。最終的には門真ジャンクションで近畿自動車道とつながります。片側3車線・合計6車線で、トンネルの天井が高くて解放感があり、左右のコンクリート塀の高さは、普通より低い50cmほどなので眺めがいいのです。

 終点の巨椋池インターから5分、京都市伏見区「寺田屋」に来ました。文久2(1862)年、討幕急進派による幕府幹部暗殺の企てを、穏健派が襲撃して抑えた「寺田屋騒動」があった船宿です。今でも現役の旅館で、見学も宿泊もできます。

 

 

 

 

 

 

 

 





寺田屋内部


 ここへの道が、なぜ“恋の道”か。それは、ここが坂本龍馬とお龍が恋を育んだ場所だからです。龍馬やお龍、おかみのお登勢の写真や資料が並び、刀傷なども残っています。奥の階段は、「寺田屋騒動」4年後の慶応2年、龍馬らを伏見奉行百数十人が襲った際、入浴中のお龍が裸同然で駆け上がって急を知らせた階段。お風呂や外を見るのぞき窓もそのまま残っています。お龍が駆け上がり、龍馬が大乱闘の末に逃げ延びた。その後、龍馬とお龍は結婚し、鹿児島へ日本初のハネムーンに出掛けました。

 

   寺田屋
 ■見学料/大人400 円、中高大学生300円、
       小学生200円
 ■見学受付時間/10:00-15:40
 ■見学休日/毎週月曜日
 ■TEL /075-622-0243



  光源氏の“恋の道”


鮮やかな展示の源氏物語ミュージアム

  第二京阪道路から京滋バイパスに入ります。第二京阪道路は久御山ジャンクションで京滋バイパスにつながり、枚方などから岐阜や福井方面に一本で行けます。嬉しいことに料金も下がりました。

 京滋バイパスの宇治西インターから8分。瀬戸内寂聴さんが名誉館長を務める「宇治市源氏物語ミュージアム」に来ました。恋の物語である源氏物語の最後の十帖は、宇治を舞台にしているため「宇治十帖」ともいわれます。館長の辻久さんに伺いました。
「常設展示室は、『春の部屋』『秋の部屋』『映像展示室』の三つです。『春の部屋』は、光源氏が華やかな生活をした時代をイメージしており、32面マルチスクリーンで源氏物語のストーリーを映し出します。『秋の部屋』は、光源氏の子供の薫(かおる)大将、孫の匂宮(においのみや)の世界を再現しています。橋姫(はしひめ)の場面が作られていて、八の宮邸の2人の姫を薫大将がのぞいています。『映像展示室』では、最後のヒロイン・浮舟を描いた作品を上映しています。製作が映画監督の篠田正浩さん、人形がホリヒロシさん、ナレーションが岩下志麻さん、浮舟を葉月里緒菜さんが吹き替えている、大変人気の映像です」



  宇治市源氏物語ミュージアム
■開館時間/9:00-17:00(入館は16:30 まで)
■休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
■入館料/大人500 円、小中学生250 円
■TEL /0774-39-9300