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三輪はそうめん発祥の地といわれています。山の辺の道を少し外れた大和川沿いで、あちこちにそうめんが干されているのを見ました。そこで奈良県三輪素麺工業協同組合にお邪魔し、理事長の植田一隆さんに伺いました。 |
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「ここは伊勢街道沿いです。伊勢神宮や長谷寺へのお参りの道中に三輪でそうめんを見て帰り、習いにまた来て技術が広まったようです。だから揖保、淡路島、小豆島、岡山、九州と、西に産地が多いんです」 三輪の何がそうめん作りに適していたんでしょう。 「いい小麦ができたことと、粉にする石臼を回すのに必要な水車を動かす川の水に恵まれたことです。大正末が一番盛んで、水車業が35軒、そうめん業者が350軒ほどあったようです。さらに三輪山麓からの井戸水やこの地方の冬の乾燥する天候もそうめん作りにマッチしていました」 そうめんは少し置いた方がおいしいとのこと。 「冬に作り、翌年の夏食べるのが新そうめんで、さらに1年寝かせたものを『ひね』といいます。硬くなっていて、ゆでて時間がたっても延びません。だから、昼にゆがいて食べて残ったら、水を切って冷蔵庫に入れておけば、晩飯に食べても昼と味があんまり変わらんほど延ないんです」 おいしいゆで方もお伺いしました。 「そうめんをゆでる時は、湯をたっぷり沸かした大鍋に少し入れて強火で2分、そして手早く水で洗います。ゆがき方が命です。にゅうめんでも一度水洗いします。すき焼きにもいいんですよ。ゆがいて、水を切って入れます。夏も冬も三輪そうめんは日本一です」 |
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石上神宮 ■0743-62-0900 |
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![]() 今日は、古(いにしえ)の道「山の辺の道」を歩きました。古人(いにしえびと)は、この道をどんな思いでここを歩いたんでしょう。 |
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