ホーム パーソナリティ紹介 これまでの放送-放送日から検索 これまでの放送-地図から検索 H15/3までの放送 番組あてメール ラジオ大阪

 



   百済文化が原点    <コリアタウンの地図はこちら>
 

コリアタウン

 桃谷から北に300m、御幸森天神社を東に入ると御幸通の商店街が続きます。入り口に韓国風の門とコリアタウンの文字があり、たくさん韓国の食材が並び、キムチの香りが漂います。御幸通東商店街振興組合理事長、井上修範(のぶのり)さんに伺いました。まずは御幸通りの名の由来から。
「仁徳天皇が鷹狩りに来られた時に通られたので御幸通りになりました。朝鮮半島からの渡来人が多かったので、最先端の舶来文化を見聞しに来られたようです。その文化が百済文化のため、商店街のアーチも百済門と名付けました」



百済門
 お店が多くて、食材もバラエティ豊かです。
「御幸通東で48店舗、御幸通全体で150店舗ほどあります。コリアの方が日本人の商店から唐辛子や白菜、肉を買い、またコリアの方もここで商売して、お互い発展して来た歴史があります。昭和初期は日本有数の商店街でしたが、第二次大戦で焼け野原になりました。日本の商店主が疎開し、コリアの方が入って来て、戦後、今のコリアタウンの原形が出来たんです。戦後の歴史しか知られていませんが、百済の時代から渡来人が来ていた古き良き伝統があり、そのため戦後もコリアの方が集まって来たんだと思います」
今年もトラで燃える


 コリアタウンホームページ

   今年もトラで燃える     <尼崎かいわいの商店街の地図はこちら>
 

三和本通商店街
 最後は、阪神尼崎駅前から出屋敷駅前にかけて何本もの商店街がある兵庫県尼崎市です。今、一番元気な商店街かもしれません。三和本通商店街振興組合理事長、吉田昌弘さんに伺いました。
「中央と三和地区で600、出屋敷地区も含めると約800軒あります。戦前は阪神工業地帯の工場への通勤路になっていて、店が建ち、市場が出来て、商店街が形成されたんです。それ以前はアシの畑、沼地でした」
 昨年は阪神優勝で活気づきました。
「イベントの前後は2倍、3倍の人出でした。今年も皆さんに阪神を応援してもらい、我々も頑張っていきたいと思います」

 ●三和本通商店街ホームページ


尼崎中央商店街
 阪神タイガースのマジックナンバー表示でおなじみなのは、尼崎中央3丁目商店街です。振興組合理事長の吉岡健一郎さんに伺いました。
「元々は尼崎城の城下町で、明治のころから本通商店街というのがありましたが、空襲で焼けたことと、国道43号建設に伴って立ち退きになり、戦後引越して出来たのがこの中央商店街です。去年はV2祈願で大みそかのカウントダウンをやりました。今年も応援しますが、阪神任せではなく、我々もお客さんに喜んでもらえるイベントや商売を行って、元気付けていきたいですね」

 ●尼崎中央3丁目商店街



元気な商店街を回りました。商店街は、物が集まって流れ、人が集まって触れ合うことで、地域の活力を生み出す場所。そして、その中心となるのが道です。商店街の皆さんは、道というスペースをとても大事に考えてお られました。