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そこは人と物が集まり、活気が生まれる道
昨年は阪神タイガースの優勝で近畿が元気になりましたが、「近畿 道ものがたり」は今年も元気を伝えます。そこで、2004年第一弾は商店街特集にしました。商店街の多くは駅前の道で、道の中で最も人口密度が高い道かもしれません。新年にふさわしく、元気な商店街を回りました。



  「てるてる家族」の商店街    <池田栄町商店街の地図はこちら>
 

池田栄町商店街「いらっしゃ〜い館」

 まずは、大阪府池田市の池田栄町商店街です。阪急宝塚線・池田駅前から、「栄町1番街」と「2番街」が延びています。ここはドラマ「てるてる家族」の舞台。ドラマに出てくる製パン店と喫茶店「シャトー」のモデルとなったお店は、今もここにあるようです。池田栄町商店街振興組合元理事長の今井康次さん、池田まちづくり協議会会長の前川吉晴さん、池田女性有志の会の中串喜代子さんに伺いました。
「栄町1番街と2番街で70店舗以上ありますが、大正末から徐々に出来てきました。アーケードは昭和30年代に造りましたが、雪でつぶれて63年ごろ新しくしました。喫茶店はシャトーではなくフジヤという名前で、テレビもあり、お好み焼きもやってはったと思います(今井さん)」



喫茶シャトー


「山手側に城下町として発展した問屋街がありましたが、阪急電車の開通で駅前が栄町商店街として発展しました。ドラマを機に昭和30年代のものを復興しようと『いらっしゃ〜い館』を開き、今川焼きに『寿』の字を押印した『ことまん』も復活しました。焼き手の方を見つけ、昔のレシピで焼いています(前川さん)」

「約2年前、『いけだサンシー株式会社』という女性社長の街づくり会社ができた時、女性で出来るにぎわいの場所として喫茶店かラーメンの屋台をやろうとしていたんですが、『てるてる』の本が出てから『てるてる坊主いっぱい運動』を始めて、テレビ放映を機に喫茶『シャトー』を開店しました。コーヒー、カレー、『てるてるドッグ』、ご当地・日清のラーメン、『ことまん』もあります。3月末のドラマ放映終了まで営業します(中串さん)」



   喫茶シャトー
  ■営業/3月末まで
  ■営業時間/午後1時〜午後5時
        (喫茶は午前10時〜)
  ■場所/「いらっしゃ〜い館」裏

  ●サカエマチ1番街ホームページ


  バリアフリー商店街    <桃谷駅前商店街の地図はこちら>


桃谷商店街
 大阪市のJR環状線桃谷駅前商店街に来ました。駅前から東へ500m、桃谷駅前商店街、桃谷中央商店街、桃谷本通商店街、桃谷本通東商店街の四つがアーケードでつながっています。桃谷駅前商店街振興組合理事長で「陶芸ギャラリーたにもと」経営の谷本一男さんに伺いました。
「四つの商店街あわせて180店舗あります。取り組みとして、商店街は1日中歩行者天国でありたいので、自転車を下りて押してくださいと言い続けています。歴史は、昭和22年に桃谷商店街が結成され、だんだん4商店街に分かれました。駅前商店街に限れば、昭和32年桃谷駅前商店会という団体が結成され、昭和48年にアーケードを設置しました。平成10年、大阪市に要請して1300台の駅前駐輪所が完成し、平成12年には大阪府内で初めて、旧資材を使いつつ柱を耐震構造にするアーケードの大改修工事をしました。バリアフリーも心がけ、市と共同で駅前の歩道もスロープ化しました。他の商店街からも見学に来ます。今後も、お年寄りや身障者の方が安心して利用できる商店街を目指します」
 

桃谷駅前商店街の行列コロッケ店のコロッケ




*桃谷駅前商店街の超人気コロッケ店のコロッケをget!
取材お断りの店のため、路地に入って見えないところでレポートする稲野一美


 ●桃谷駅前商店街ホームページ