ホーム パーソナリティ紹介 これまでの放送-放送日から検索 これまでの放送-地図から検索 2003/3までの放送 番組あてメール ラジオ大阪

 

足元に迫力の渦  <大鳴門橋の地図はこちら>

エディでは鳴門海峡での釣りが疑似体験できる

 大鳴門橋を渡って鳴門北インターで下り、鳴門公園にある「大鳴門橋架橋記念館エディ」と「徳島県立渦の道」を訪ねました。エディの大北英昭館長に伺いました。

「エディは渦という意味です。2階では、270インチのハイビジョンとビデオプロジェクターで、鳴門の渦潮の仕組みを知ることができます。また、アドベンチャー・シミュレーター『うず丸』で、鳴門海峡の海中や空中散歩を疑似体験できます。3階は橋のコーナーで、大鳴門橋の着工から完成までをビデオで紹介し、橋のワイヤーロープを展示して仕組みを紹介しています」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「うず丸」で海中と空中の旅を疑似体験

本州と橋でつながり、四国の皆さんの生活は変わったようです。
「交通手段が激変しました。飛行機や船を乗り継いでいましたが、今は安く、短時間で京阪神に行けて、大変便利になりました」
 渦潮のメカニズムを教えていだきました。
「月や太陽の引力と地球の遠心力で、干潮満潮が起きます。鳴門海峡は瀬戸内海と太平洋に注ぐ紀伊水道の間で幅が狭くなり、水深80~90mある部分は幅400mぼどしかなく、他は浅い。干潮満潮で潮が流れる時、水深の違いで潮の速度に差が出て、渦が発生します。約6時間周期、1日4回です。なお、春の大潮の時は、干満の差が1年で最大になり、最も潮の流れが速くなります。4月17日が満月で、その前後1週間ぐらいが見ごろです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 徳島県立渦の道に来ました。大鳴門橋の下、海面から45mの高さに遊歩道があり、足元がガラス張りで、大迫力の渦潮を見ることができます。こちらも館長は大北さんです。
「徳島側から450 m先の展望室まで来ています。ガラス床の下は世界三大潮流の一つ、激しい流れです。瀬戸内海側と太平洋側の潮の落差によって急流が出来て、渦を発生させます。眼下の豪快な渦が人気です」

 

大鳴門橋架橋記念館エディ
■開館時間/9:00~17:00 (入館は16:00 まで)
■休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、12/29 ~31
■入館料/一般600円、中高生400円、小学生250円
■TEL /088-687-1330
徳島県立渦の道
■営業時間/9:00~18:00 (入場は17:30 まで)
      *10月~2月は16:30 分まで(入場は16:00 まで)
■定休日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、12/29 ~31
■入場料:一般500円、中高生400円、小学生250円
■TEL /088-683-6262

鳴門海峡は「土佐日記」にも登場します。景色の面白い所に船を寄せると、そこは土佐の泊(とまり)。すると、同乗していた女性が、昔、住んでいた土佐と同じ名前で懐かしいと言って、「年ごろを住みしところの名にし負へば 来寄る波をもあはれとぞみる」と詠んだそうです。長年住んだ所と同じ名前で、磯に寄せる波までも懐かしく眺めますという意味です。一方、鳴門を出発する場面では、海賊を避けて夜中に船を出したものの、真っ暗な阿波の水門(鳴門海峡)をみんなが神仏に祈りながら渡ったと書かれています。浅瀬で岩礁が多く、潮も速いので大変だっだことでしょう。今は風雨や海賊を心配せず、大鳴門橋と明石海峡大橋で行き来できます。。