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   双子座流星群が舞い落ちる    <姫路市の地図はこちら>
 

星の子館の望遠鏡

 国道175号から山陽自動車道に入り、姫路西インターで下りました。山陽自動車道はこの先の龍野市も通りますが、龍野市から新しい道の鳥取自動車道が建設中です。完成すれば、播州や鳥取へのドライブが便利になります。
 姫路西インターから5分、もう一つの公開天文台の姫路市立宿泊型児童館「星の子館」に来ました。建築家の安藤忠雄さん設計の館が、竹林に囲まれた星が奇麗に見えそうなロケーションに立っています。天文担当の安田岳志さんに施設について伺いました。
「子供たちが泊まって、自然を体験し、遊び学べる施設です。全国初の宿泊型児童館です」

 大きなドームの中に巨大な望遠鏡があります。
「90cmの反射望遠鏡で、現在のところ兵庫県で最大です。毎晩2回、天体観望会を行っています」



宿泊部屋も素晴らしい!
 今晩は双子座流星群がピークです。
「毎年よく見える流星群に、1月のりゅう座イオタ流星群、8月のペルセウス座流星群、11月のしし座流星群、そして、双子座流星群があります。今年の双子座流星群は、今晩から明日の朝がピークです。面白い流星群で、よく見えるようになったのは19世紀終わりから。もとになる天体が何か分かっていなかったんですが、1980年代にフェートンという星と流星群の軌道が似ていることが分かってきました。フェートンと地球の軌道が重なる空間で、流星群を見ることができます。数は、以前話題になったしし座流星群ほどはなく、最も条件がよくて1時間に50個ほどですが、今年は月が出るため1時間に20個ほど見えればラッキーです。双子座流星群は、ふらーっと流れる遅い流れ星が多いのが特徴です。都会でもネオンが少ない場所なら少しは見えます。双子座が夜9時ごろ東に見え、流星群もその方向に流れますが、東を見ていないと駄目なわけではなく、なるべく広く空を見るようにしてください」

 
 


   姫路市立宿泊型児童館「星の子館」
 ■利用時間/9:00〜17:00 *宿泊の場合は21:00 まで
 ■休館日/第2水曜日(8月と12月除く)、年末年始
 ■駐車場/あり(無料)
 ■TEL/0792-67-3050


 

 

明石市と姫路市の公開天文台を訪ねました。冬の星空を本格的な望遠鏡で観察する体験、お薦めです。今回は、阪神高速道路、第二神明道路、山陽自動車道、姫路バイパスと、面白いドライブをしましたが、湾岸線が完成していたらもっと快適だったことでしょう。