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西へ、湾岸線、第二神明、山陽道を走る 今年もあと2週間、クリスマスモードの街ではイルミネーションが華やかです。今回はロマンチックな気分で、二つの天文台を訪ねます。キーワードは「時」と「イルミネーション」。時を刻む宇宙が、今晩、夜空のイルミネーションである天体ショーを見せてくれます。 |
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日本標準時の都市・明石 <明石市の地図はこちら> | |
第二神明道路の大蔵谷インターから10分、明石市立天文科学館に到着です。明石市は東経135度、子午線が通る日本標準時の都市で、この天文科学館は公開天文台として宇宙の姿を公開しています。学芸員の井上毅さんに伺いました。 |
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「標準時は国ごとに使っている共通の時間です。地球は自転しているので、国が変われば時間も違いますが、同じ国の中でもそうです。太陽が真南に来る『南中』を正午と決めると、明石と東京で20分、日本国内でも最大約1時間40分の時差が生じます。東京の正午にニュースを放送しても、明石ではまだ20分前。新幹線なら20分も違うと事故にすらつながりかねません。したがって、国内では一つの時間を使うことに決めていて、明治19年に明石を通る東経135度線上の南中が、日本全国の正午と決められました。その2年前に開催された『国際子午線会議』では、イギリスのグリニッジを経度0度にして、そこを通る時刻を世界の標準時にすることが決まっています。経度が15度違うと1時間の時差になりますから、日本ではイギリスと9時間の時差になる東経135度線が、たまたま国の中央を通っているということで、これを使うことになりました」 今、時間はどう測っているのでしょうか。 「勘違いされがちですが、この天文科学館から標準時を出しているわけではありません。日本の標準時を発信するのは東京都小金井市の『通信総合研究所』で、原子時計が標準時を刻んでいます。原子時計は1秒間に約90億回振動するセシウム原子の振動で時を刻み、30万年から150万年に1秒ほどしか誤差が生じない、きわめて正確な時計です」 |
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明石市立天文科学館 ■開館時間/9:30〜17:00 (入館は16:30 まで) ■休館日/毎週月曜日・ 第2火曜日(祝日と重なる場合は翌日)、 年末年始 ■入館料/大人700円、中高生400円、小学生300円 ■駐車場/89 台(2時間まで300 円) ■TEL /078-919-5000 |
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