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深まる秋を阪和自動車道で駆け抜けて
秋もクライマックス、紅葉の季節です。近畿には紅葉の名所が多いのですが、今回は地元の大阪で紅葉を満喫することにしました。目指すは河内長野市です。紅葉の後は、今の時期に気になるある味を求めて羽曳野市へ向かいます。



  南阪奈道路、来春登場   
 

建設の進む南阪奈道

 阪和自動車道を美原北インターで下りると、すぐ横に建設中の新しい道が奈良方面へ延びています。ここと奈良県の大和高田バイパスを結ぶ南阪奈道路です。全長17kmの道で、開通すると奈良と大阪がまた近くなり、奈良県橿原市から関西国際空港まで、今は約2時間かかっているところ、半分以下の1時間で行けるようになるそうです。また、奈良や大阪南部の慢性的な渋滞解消も期待されます。工事は、来春完成を目指して進められています。
 国道309号から170号に入り、河内長野の市街を抜け、天野山のトンネルをくぐって山を登るところです。もうすぐ滝畑です。


   紅葉スポットは「猿の前栽(せんざい)」
 


滝畑ダムの壮大な眺め

 美原北インターから45分。岩湧山のふもと、滝畑ダムです。ダム湖が広がり、所々で紅葉が始まっています。湖畔観光農林組合の木之本新一さんと、河内長野市商工観光課の北井雅英さんに伺いました。まずは木之本さん。
「クヌギ、ナラ、カエデ、ケヤキなどが自然に生い茂っとんです。絵に描いたような景色で、ダムの水面に映る姿はなんとも言えません。あまりに見事で、地元では『猿の前栽(せんざい)』と呼んでいます。家の前の植木を前栽と言いますが、昔は猿が多かったんでそう名付けたんでしょう」



滝畑ダムの紅葉
 周辺にはさまざまな施設があります。
「自然休養村事業のキャンプ場や湖畔のレストランがあります。ダムで水没したかやぶきの梶谷家を移築して市立滝畑民俗資料館にし、その隣には青少年活動センターを造りました。また、山頂からソリで下る180mのスーパースライダーがある滝畑レイクパークがあり、川釣りと池釣りの両方ができる釣り堀がありますが、釣ったアマゴやマスなどはその場で焼いて食べられます」

 オシドリも来るそうです。
「10月下旬から3月ごろにかけて、オシドリが飛来しとったんです。雄は赤と茶で奇麗、雌は茶色がかっていて見分けのつきやすい鳥です。朝が早く、夕方ほの暗くなると槇尾山や岩湧山で休みます。ただ、昨年は二組しか確認していません。最近は姿を見るのは難しい。禁止しているボートで釣りをする人が捨てたルアーの針や糸を、オシドリが飲み込んだんでしょう」

河内長野市の他の紅葉スポットについて、北井さんに伺いました。
「大阪府営の長野公園があります。さらに、長野、天野山、観心寺・丸山、延命寺、河合寺の5地区があって、なかでも紅葉の一番奇麗な地区が延命寺地区です。盛りのころには、一帯が真っ赤になります」



   滝畑ダム周辺施設
  ■利用時間/9:00〜17:00
  ■休業日/年末年始 *1〜3月にも来客状況により休業日あり
  ■釣り堀/清掃協力金として1人100円必要
        釣った魚はアマゴ1・3,500円、マス1・2,500円で買い取る必要あり
  ■駐車料金/普通車1000円(無料駐車場もあり)
  ■滝畑レイクパーク/入場無料 *スーパースライダーは有料