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   もう一つの道、神戸山手線   
 

神戸らしいマンションが続く神戸山手線

 再び北神戸線に乗り、白河ジャンクションからもう1本の新しい道、今年8月に開通した阪神高速神戸山手線に入って、終点の神戸長田で下りました。神戸山手線は、最終的に湊川で阪神高速神戸線とつながり、さらに海の近くまで延びます。この神戸長田出入口と神戸線の柳原出入口は乗り継ぎができ、追加料金なしで神戸線、神戸山手線にそれぞれ入れます。ただし、高速に乗る際に乗り継ぎ券をもらう必要があります。

 ここ長田駅辺りは、いろんな新しい高層住宅が並んで、震災によるダメージから着実に復興に向かっています。まだまだ震災前の状態には戻っていませんが、神戸山手線が開通して、いざという時の備えにもなる道が出来たことは一歩前進です。

 

 


明石海峡大橋は今がお得!

 神戸山手線から北神戸線に戻り、布施畑ジャンクションから神戸淡路鳴門自動車道に入って南下。明石海峡大橋の手前です。今年7月から明石海峡大橋の通行料が下がりました。それまでも基本料金の2割引でしたが、更に1割下がって28%オフになりました。垂水インター・淡路インター間は、3250円が2300円です。割引は、大鳴門橋や瀬戸大橋にも適用されます。特別料金は1年後に見直しなので、今がチャンスです。

   文楽のルーツ   <三原町の地図はこちら>
 

淡路人形浄瑠璃館の頭の展示

 淡路島の三原町は人形浄瑠璃の本場で、大阪の文楽は淡路人形浄瑠璃が元ともいわれています。神戸淡路鳴門自動車道西淡三原インターを下り、「淡路人形浄瑠璃資料館」に来ました。館長の正井良徳さんに伺いました。
「淡路人形浄瑠璃は室町時代末期、兵庫県西宮市の戎神社の傀儡(くぐつ)師・百太夫が全国を回り、最後に三原町に住み着いて人形の作り方や操り方を伝授したのが起こりです。淡路島は阿波藩だったので、藩主の蜂須賀氏が毎年一座を徳島城に招いて御前興業をさせ手厚く保護しました。後陽成(ごようぜい)天皇の時代にも、上村源之丞座が三社神楽を奉納し、『従四位の下』の位と淡路掾(あわじのじょう)の名のお墨付きをもらい、箔をつけて全国を巡業しています。元は神事芸能ですが、江戸時代に劇として発展し、民間娯楽として定着しました。全盛期には淡路島に48座あったといわれていますが、現在は二つだけで、その一つが人形浄瑠璃資料館ですが、ここは市村六之丞座の道具の保存と展示だけです。頭が115個、衣装が350点、大道具、小道具が約1000点、浄瑠璃本が270冊あります。もう一つの座は、大鳴門橋記念館にある人形浄瑠璃館の淡路人形座です。吉田伝次郎座の道具を引き継ぎ、今も16名の役者が実際に公演しています」



  淡路人形浄瑠璃資料館
  ■開館時間/10:00 〜17:00
  ■休館日/毎週月曜日 *祝日の場合は翌日
  ■入館料/無料
  ■常設展/人形展示「三番叟」「御所桜堀川夜討」
       「傾城阿波鳴門」 *2004年8月まで
  ■駐車場/あり(無料)
  ■TEL/0799-42-5130
 

神戸に今年開通した新しい阪神高速で有馬温泉や神戸の長田に行き、明石海峡大橋を渡って淡路島を訪ねました。有馬周辺や淡路島には観光スポットがたくさんあります。ぜひ訪ねてください。