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   忍者の真実に迫る    <京滋バイパスの地図はこちら>
 

第二名神の建設現場

 県道16号を東に行くと、建設中の第二名神高速道路が出現しました。県道16号や国道307号を走っていても、工事現場が見えています。信楽町、水口町、甲南町辺りです。第二名神は、ほぼ旧東海道に沿って計画されています。甲賀(こうか)町、土山町、鈴鹿山脈を抜けて東名阪自動車道とつながり、名古屋へ抜けます。西は城陽市、高槻市、宝塚市などを抜け、中国自動車道と山陽自動車道が合流する神戸ジャンクションまで行きます。

 

 


忍者村で子供たちも訓練中
 甲賀町にある「甲賀の里 忍術村」に来ました。こちらの村長で、忍者の研究者、そして甲賀町文化財専門委員でもあります、柚木(ゆのき)俊一郎さんに伺いました。忍者って、本当に黒装束で飛んだり消えたりしたのでしょうか。
「黒装束で走ったら『私は忍者です』と言っているようなもんですから、実際はありません。まして手裏剣なんか持っていたら怪しまれて捕まりますので、それもありません。手裏剣を投げる練習をして、はしなど何でも投げられるように訓練するわけです。忍者の仕事というのは、いわれたとおり資料を集めることです。それを分析するのは、別の部署ですね」

 

 


稲野もくのいち修行
 甲賀忍者の特徴は何ですか。
「騎馬戦です。忍者は直刀を使います。馬上から突き刺す刀です。日本刀は段々反っていき、弓も長くなりましたが、忍者は直刀や短矢を使いました。古代からの技術をそのまま持ってきているわけです。またこの辺りは戦乱が多かったんですが、仏像が多く残り、この町だけでも35〜36体あります。建物が燃えても仏像は持ち出します。(横から見ると)L字型の板に仏像を置き、いざという時に奥へ押せば、板が回転して仏像が外へ出ます。仏像は下の穴に落ち、そこで埋めてから逃げるわです」

 忍術博物館、からくり屋敷、忍者体験ができる手裏剣道場、食事ができる施設もあります。皆さんも、本当の忍者の姿を調べに来てください。


   

    甲賀の里 忍術村
  ■開村時間/10:00 〜16:30
  ■休村日/毎週月曜日
  ■入村料/大人1000円、中高生800円、
        小学生700円、幼児500円
  ■TEL/0748-88-5000

 

 

   お茶が自慢  


道の駅「あいの土山」
  山道を20分ほど走り、国道1号へ出て更に東へ来ました。ここは土山町、東海道49番目の宿場町です。国道1号沿いの道の駅「あいの土山」で、名物駅長の谷川重喜(しげのぶ)さんに伺いました。いろんな物を売っています。
「土山は滋賀県一のお茶の生産地で、土山のお茶を中心とした特産品、お茶のまんじゅう、お茶のういろうなどを販売しています」

 

 


超大盛りの抹茶アイス
  駅っぽいものを見つけました。「竹の皮おむすび」です。
「昔、鈴鹿峠で山賊が旅人からお弁当を取ったりした。それだけおいしいおむすびを再現しようと作りました。米も塩も厳選し、中には何も入れないシンプルなおむすびです。それと、もう一つの名物『抹茶アイスクリーム』は、厳選した抹茶を使っていて、400 円と少し高いんですが、お客様に好きなだけクリームを出していただけます。1日100人限定です」
 将来の第二名神についても伺いました。
「これは夢にまで見た道です。ここから15分ほどのところにインターチェンジができます。街の活性化、交通渋滞の緩和、三重県からの観光客の増加、すべてにおいて期待できる道路であり、1日も早い完成を願っています」


    道の駅「あいの土山」
  ■開設時間/4〜10月=9:00〜19:00
         11〜3月=9:00〜18:00
         *トイレ・駐車場・公衆電話は24時間
  ■休館日/無休
  ■TEL/0748-66-1244
 


国道1号で鈴鹿峠を越え、番組初の三重県に来ました。関町と亀山市の境で、名阪国道にも東名阪自動車道にも近い交通の要衝です。もう少し北東で第二名神と東名阪自動車道がつながると、もっと重要な場所になります。甲賀は今も険しい山道で、今回のドライブでは、第二名神への期待が高ことが伝わってきました。名神高速と東名高速は、日本で最も重要な幹線道路ですが、現在は1本だけしかなく、災害時や日本の発展のことを考えると心配になってきます。