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国道26号「第二阪和国道」で和歌山へ
8月10日は「道の日」、8月は道路ふれあい月間です。そんな道にこだわる日の今日は、お盆休みの予定がまだ決まっていない方への、日帰りお薦めコースでもあります。和歌山方面へのとっておきの道をご紹介しましょう。



 第二阪和国道が20年ぶりに延長    
 

第二阪和国道の今年開通部分
 大阪府泉南市、国道26号「第二阪和国道」を走っています。片側2車線・合計4車線の快適な道です。阪神高速湾岸線を関空方面へ走り、りんくうタウンで下りて第二阪和国道を南へ来ました。この先には、この人気の箱作(はこつくり)や淡輪(たんのわ)のビーチがあります。

 国道26号は大阪市と和歌山市をつなぐ、約70kmの大動脈です。大阪から片側2車線・合計4車線以上あるこの道も、阪南市桜ケ丘北交差点から先は片側1車線です。そのため以前は慢性的渋滞でしたが、今は第二阪和国道が開通しています。第二阪和国道は国道26号の渋滞緩和のため堺市から和歌山市まで計画された約53kmの道で、1983年に堺市から桜ケ丘北交差点まで開通していましたが、今年4月19日、20年ぶりに、淡輪ランプまでの約9kmのうち箱作ランプまでの約4.5 が開通しました。ただ、これは片側1車線・合計2車線での暫定的な開通です。計画では片側2車線・合計4車線の道ですが、まず2車線を開通させて効率的に使うためです。

 

 


ときめきビーチに来ていた2組の家族

 高架の第二阪和国道で、あっという間に箱作ランプまで来ました。この先は来年夏の開通を目指して箱の浦まで工事中で、その後は淡輪、そして和歌山へと延びる予定です。

 箱作ランプで下り、岬町の淡輪海水浴場「ときめきビーチ」へ来ました。箱作ランプからの国道26号は、結構混んでいましたけど、私の気分はうきうきしてきました。ビーチに2組のご家族で陣取っている皆さんがいます。地元岬町と長野県のご家族です。地元の方に第二阪和国道のことも含めて伺いました。
「自然がいっぱいで、のんびり過ごせるのが淡輪の魅力ですね。第二阪和国道が開通して、車通勤も楽になりました。早く和歌山まで抜けてくれたらと思います」

 

 


和歌山北バイパス(奥が紀の國大橋)
            
 国道26号で和歌山県に入りました。この先、また第二阪和国道が出現します。つまり第二阪和国道は、大阪側と和歌山側、両方から造っているわけです。「和歌山北バイパス」と呼ばれる和歌山側の第二阪和国道は、和歌山市大谷から和歌山市元寺町までの2.2 kmで、元寺町で国道24号とつながります。片側2車線・合計4車線で、4月の開通以来、大幅に道路事情が良くなりました。とくに700mある「紀の国大橋」部分は、それまで狭い「南海橋」しかなかったために起きていた渋滞を解消しました。紀の国大橋の南側でJR紀勢線との立体交差を造ったら、この和歌山北バイパスは完成です