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   十津川温泉で、和菓子職人になる!?       
 
まんじゅう作りは生地練りから
 十津川の下流方面に下がり、南十津川の平谷(ひらたに)地区にやって来ました。十津川村には、温泉が三つあります。三つの温泉施設があるという意味ではなく、全く別の温泉が三つもあるのですが、その一つ、「十津川温泉」がここ平谷にあります。この辺りの十津川は数km南にある二津野(ふたつの)ダムの湖になっています。
  このダム湖沿いにある和菓子店「福屋利久」では、まんじゅう作り体験ができると聞きました。どんな体験ができるのか、ご主人の上北(うえきた)俊久さんにお話を伺いました。お店を始めて何年なのでしょう。
「ここへ戻ってきて7年です。その前は、新宮で修業して、大阪で店をやってました。しかし、ここにはお土産というものがあまりなかったので、十津川のお土産を作ってみたいと思い、戻ってきました」

メインのあん包み

 上北さんが開発した名物は温泉にちなんだものです。
「上湯・十津川・温泉地の三つの温泉を巡っていただくということで、『三湯(さんとう)めぐり』というお菓子を作りました。十津川産のシイタケを、普通のおかずとして食べられるように味付けし、みじん切りにしてあんこに入れ、煮汁も一緒に入れて炊いている焼き菓子です」

  まんじゅう作り体験について伺いました。
「お客さんに体験してもらうのは『田舎まんじゅう』作りです。蒸した白い菓子で、うちの場合はつぶあんを使っています」 

  実際に体験させていただくことにしました。
「生地は用意してますんで、まず、これに粉を入れて練っていただきます。比率は、山芋1に対して、砂糖が倍、粉がその合計の半分。このままでは硬いので、それに水を混ぜます。生地とあんこを同じ硬さにしていかんと、おまんじゅうが握れないんです」

 

8分蒸し、焼き印を押して完成
 その水が大切なようです。
「うちは簡易水道を使っているんですけど、簡易水道というのは、この山の上のわき水を各家庭に引っ張っているものです。水道水とは全然違って、水自体に甘味があるような感じがしますね」

  蒸し時間は8分、そろそろ出来上がりです。
「もういいですね。開けましょう。どうぞ、食べてみてください」

  熱い、熱い、熱い。でも、おいしい!味わいが、2倍にも3倍にも10倍にもなります。
「皆さんそう言って喜びますね。感動して帰りはりますわ(笑)」




  十津川村田舎まんじゅう手作り体験
 ■開催日時/毎週月曜日  14:00 〜
     *1週間前までに予約のこと
 ■料金/1人1500円
 ■問い合わせ/十津川村観光課 0746―62−0001


今では本当に美しい十津川に大変な歴史があったことを知り、勉強になりました。同じ十津川村でのおいしいまんじゅう作り、皆さんもぜひ体験してください。