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おいしい味と美しい眺めをつくる、加古川水系の川たち。
兵庫県丹波市山南町にある川代公園。約4kmある川代渓谷の中の公園で、桜の名所です。流れているのは加古川水系篠山川。ごつごつした大岩の間を流れている水は、白いしぶきを上げて勇ましい印象です。今回は素晴らしい丹波の風景や自然を守って、もっと丹波のことを知ってもらおうと活動されている皆さんの話題です。


   丹波のことならおまかせ。            <篠山川の地図はこちら>
 

篠山川

 丹波の山々にある森が水源となって、川をつくり、守っています。丹波の森が、加古川下流域の人々を含めた多くの人々の暮らしを支えています。そんな丹波を舞台に、まさに丹波をテーマに活動している「NPO法人たんばぐみ」。どんな団体なのか、元田(もとだ)正樹さんに伺いました。
「『森の市民』として自立していこうという地域住民の方たちが必要とする、市民活動と企業や行政などとをつなぐ中間支援組織として活動しています。今までやと、都会のものを丹波が取り入れるしかなかったんですけど、丹波のものを外に発信する取り組みをしています」

たんばる商品
写真提供:NPO法人たんばぐみ

 丹波というのはどんな範囲をいうのでしょう。
「丹波とは昔の丹波の区域を指し、京都府亀岡市を中心とする『口丹波』、京都府園部町や綾部市、福知山市の『中丹波』、加古川水系の篠山市と丹波市の『西丹波』の三地域です」

 いつから活動しているのでしょう。
「活動的になったのは4年ぐらい前です。兵庫県の各地域に『地域ビジョン委員会』があり、丹波の委員会の方たちが行政と民間とで一緒に何かをする際、中間支援組織が必要だということで、まず『たんばぐみ』が発足して、丹波の食の地産証明などをするために設立された食文化発信機構『たんばる』の事務局を受けることから始まりました。どんな方がどんなやり方で栽培されたかを紹介し、丹波で作られたことを証明する『たんばるシール』を食品に貼らせていただいています」


2004かっぱダービー人形
写真提供:NPO法人たんばぐみ
 その他の活動についても伺いました。
「加古川流域サミットの事務局や実行委員長を出したり、加古川支流の友渕川で『かっぱダービー』などをしたりしています。これは5cmぐらいのカッパ人形を流してレースをするもので、毎年10月に篠山市遠方(おちかた)で開催される『楽市楽座』というイベントとタイアップして、過去2回しています」 丹波の魅力は何でしょうか。「一言でいえば、のんびりできる、おおらかに居られるところやと思います。僕も一度都会に出て帰ってきましたが、地域住民の方は受け入れてくれました。都会から来られる方を受け入れやすい気持ちを感じます」