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「年間通して、川だけで60種類ぐらい、周辺も含めると100種類は見られるんじゃないかと思います。今日は、ヒドリガモ、マガモ、揖保川流域ではこの辺りにしかいないヨシガモなどが見えました。カモはこの季節、シベリア方面から渡って来ますので、たくさんの種類が見られます。野鳥観察は12月から2月ごろがメインですね。今日はざっと100羽、奥の方にいる群れも含めると200羽程度は見ることができます」 時々、水に潜っている鳥がいます。 「カイツブリです。ちょうど目の前にいて、今、潜りました。平均で10〜15秒、長いと25〜30秒近く潜ります。下で餌を取ってるんですね。魚や、この季節にいるかどうか分かりませんがザリガニなどを食べます。なお、カイツブリは同じ色をしていますが、カモの仲間は主に雄が奇麗な色をしています」 |
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ところで、圓尾さんが運営委員をされている西播愛鳥会とは、どんな会なのでしょう。 「姫路を中心に40年近く前に発足し、私も30年近く活動をしています。活動は、大体2カ月に一度行う探鳥会です。また、11〜2月の冬場は、市川で野鳥観察所の運営を行っています。さらに、小学校4年生を対象とした探鳥会も、毎年行っています。鳥を通して自然に触れ合ってもらいたいなという気持ちからですね」 揖保川が奇麗になって、鳥も変わったのでしょうか。 「水が澄んできて、魚が増え、それを狙うカワセミなどの鳥も増えてきましたし、鳥の種類もたくさんになったと思います。例えば、数年前まではユリカモメがすごく多かったんです。白くて奇麗な鳥ですが、雑食性でごみなども食べるんですね。その点では、揖保川にごみが多かったからだと思いますが、最近はめっきり減ってほとんど見ない日もあります。また、向こうの木に見えている水鳥、カワウは、揖保川ではほとんど見なかったんですけど、20年ぐらい前からどんどん増え、今では、多い時でしたら400羽程度見られるようになりました。水が奇麗になって魚が住みやすくなったことで、魚を取るカワウが増えてきたというんじゃないでしょうか。鳥を通して自然を見るということは、環境を見るということなので、環境を大切にしていかなければいけないと思います」 |
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