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カヌー艇庫の隣にある「わち山野草の森」に来ました。自然をそのまま利用した森林公園で、管理棟をくぐるとすぐに鳥の鳴き声が聞こえ、草の香りがプーンと漂います。「わち山野草の森」の梅原昇治(しょうじ)さんにお話をお伺いしました。ここは先が見えないほど広い公園です。
「総面積12ヘクタールで、甲子園球場グラウンド部分の約8倍の広さです。自然をそのまま活用した癒しの森として整備をしています。『山野草』というのは特定の草花を指すのではなく、道端、野山、田のあぜに咲く素朴な野草など地球上に存在するすべての植物を木も含めて山野草木と言います。ここには約900種の植物があり、うち約720種が山野草です。季節ごとに色とりどりの花が楽しめ、これからは秋の七草であるオミナエシやキキョウのほか、紫色の花が咲くコマツナギや葉っぱが白くなるハンゲショウ、オニユリなどの花が咲きます。ショウブ園もあって、ハスやスイレン、アサザやトチカガミなどの水生植物が見ごろになります」 |
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「年に14回、季節ごとの山野草の展示会をしているほか、温室では展示即売もしています。講座はシリーズものと1回きりのものの2種類があり、シリーズものでは全7回の山野草の栽培教室をしていて、基礎コースと応用コースとに分かれています。和知町の野山を見て回る観察会も栽培教室でやっています。一方、子供たちに喜ばれている木工クラフトや押し花クラフトの体験を行っています」 |
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由良川沿いの公園であり、カヌー体験もできるとのこと。今度は、そのインストラクターであり、道の駅「和(なごみ)」駅長でもある春田貢さんにお伺いしました。 「ちょうど艇庫の前に堰堤(えんてい)があるため流れが緩くなっており、そこで体験をしていただいております。初めてカヌーをされる場合はインストラクターを付けさせていただいており、事前にご連絡をいただけたらご準備いたします。料金はカヌーとパドル、ジャケットやヘルメットの一式で1日1000円。インストラクターによる1時間程度のコーチも含まれます」 |
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「大人用子供用含めて50艇ほどです。インストラクターは役場の職員も全部含めて20人程度登録しています。私も留守を他の人に頼んで道の駅を抜け出し、カヌーをさせていただくことがたまにあります(笑)。カヌーは人気があって、7月の土曜日と日曜日はほとんど予約がいっぱいです。家族を含めた団体の予約がたくさん入っています。今日は水量が多くてできませんが、これからが夏本番ですので、また来てください」 |
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わち山野草の森 ■開園時間/9:00〜17:00 *入園は16:00 まで ■休園日/火曜日 *祝日の場合は水曜日休み ■入園料/中学生以上300 円、 小学生200 円 ■TEL/0771-84-2041 |
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京都府和知町に来て、由良川と山々が織りなす大自然を満喫しました。次回こそはカヌーを体験するぞ!と強く感じています。 |
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