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   桜の名所、川代公園。
 

2004年川代さくらまつりの様子
写真提供:川代さくらまつり実行委員会

 川代公園で放送日の4月10日に行われるのが「川代さくらまつり」です。どんな内容なのか、「川代さくらまつり実行委員会」会長の酒井将瑞(まさよし)さんと、地元「丹波市山南町上久下(かみくげ)地区公民館」館長の西垣進さんにお伺いしました。
 まずは酒井さんに桜について伺いました。
「約300本ほどあって、満開の時はトンネルのようになります。幹が太くて黒いのが約100年前に植えられた木だと聞いております。一番新しいのは去年の秋に植え、シカが食べないように包んでおります。1721年に文学者の伊藤東涯が、川代の景勝は立派だなという漢詩を詠んでいますので、約300年前にも桜があったんじゃないかと思っております」
 お祭りについてお伺いしました。
「今年で20回目になります。よさこいの踊りをしたり、バザーでこの地域の物を出したり、商工会が大福引をしたりして、盛り上げています」


川代公園
 西垣さんに公園のことを伺いました。
「平成8年当時から町費を投入して、公園化を図っていただきました。元々桜並木があって、古木もあるので継続的に管理していかなあかんということで、植栽も始めてきたというのが始まりだと思います」
 つり橋からは素晴らしい川の流れを楽しめ、珍しい檜皮(ひわだ)ぶきのあずまやがあります。
「橋は約100mあるかと思います。この地域には、檜皮の職人が昔からいて、その職人の里というのもあります。あずまやは上久下の象徴を表しているのかと思います」

 最後に、篠山川についてお伺いしました。
「地域の財産やとみんなに言うております。今はちょっと濁りがありますけど、アユが放された清流の時代もございましたんで、そういう川によみがえったらいいなあと、手入れにも力を入れているところでございます(酒井さん)」

   寒さが生んだ、おいしい味。      <野間川の地図はこちら>
 

野間川

 今度は丹波の西隣の八千代町に来ました。加古川支流の野間川が流れていて、30mぐらいの川幅に、底が見えるほど奇麗な水がさらさらと流れています。この野間川の水を使って、おいしい「こごり豆腐」を作っている「エアレーベン八千代」にお邪魔しました。お話を伺ったのは、工場長の桜本久喜(ひさよし)さんです。まずはこごり豆腐と普通の豆腐との違いから。
「大体同じですけど、それを凍らせます。昔、ここは高野豆腐が特産品でしたが、作る際に凍らす工程があって、天然で凍らせたものを『凍り豆腐』として販売するようになったのが始まりです。ここは非常に寒さが厳しく、外で一晩で凍らして製品にするため『一夜凍り豆腐』といっています」

豆腐づくり体験
 作り方を伺いました。
「木綿豆腐のように作ったものを、一度崩してからまた固め、それを型に入れて凍らせます。普通のお豆腐を凍らすとレンコンのようになりますが、これだと奇麗なスポンジ状になります。一般に市販されていない八千代の大豆を使っています」

 豆腐作りに欠かせないのは水。野間川の水はどうなんでしょうか。
「野間川の伏流水はまろやかです。甘味のある、非常に舌触りのいいお豆腐ができます」


   エアレーベン八千代
 
 ■豆腐作り体験/1人1575円
    *4人以上で要予約
 ■営業時間/ 9:00〜18:00 (物販)、
      10:30〜(豆腐づくり体験)
 ■定休日/毎月第2月曜日(祝日の場合は翌日)
 ■TEL /0795-37-2211


兵庫県丹波市と八千代町で、加古川水系の川沿いを巡りました。おいしい野間川の水と八千代町の豆を使った、こだわりの豆腐に感動しました。