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大屋川支流で奏でる、八つの滝のハーモニー。 八鹿町、養父町、大屋町、関宮町が合併し、今年4月に誕生した養父市。その養父市大屋町を流れる大屋川は円山川の支流で、山あいを流れる自然そのままの川です。今回はこの大屋川のさらに支流をさかのぼって、兵庫県一の滝、「天滝」を目指します。 |
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大屋川支流の天滝川が流れる天滝渓谷入り口。「日本の滝100選」「森林浴の森日本100 選」「兵庫県森林浴場50選」の看板があります。車で上がれる限界なので、ここからはハイキング。「天滝を生かす会」会長の中尾登美夫さんが同行してくれました。 |
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1分足らずで最初の「しのびの滝」、続いて、あっという間に「岩間の滝」に到着。 |
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天滝まであと600m、「夫婦滝」に来ました。右と左の両方から滝が流れ出ています。 「水量が多い右が男滝、左が女滝で、それが落ちて一つになっています」 天滝の一つ手前、「鼓ヶ滝(つづがだき)」はすぐそばで見ることができます。立派な大きな滝です。 「昔はかなり水量が多くて、離れた所で聞くと鼓を叩くような音がするため、この名前が付いたそうです。大きな天滝を見なければ、これだけでも満足できる滝だと思います」 |
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「空から降って来る滝ということで『天滝』の名が付いたようです。落差98m、兵庫県で一番大きな滝です。雨上がりで水量が多い時は男性的で荒々しく、渇水の時は女性的でしとやか。1年を通じて奇麗に表情が変わって見えます」 伝説もいろいろあるようです。 「昔、弘法大師が来て、荘厳な天滝のしぶきに当たり、この地に居を構える考えもあったようです。しかし、ここには谷が99、高野山には100あるということで、結局、そちらに行ったとのことです。また、2才の子供をおんぶや抱っこして、ここの三社権現さんにお参りをすると、子供が元気になる、かんの虫が治まる、といわれていて、今でも4月のお祭りの時には行われています」 天滝を生かす会について伺いました。 「出来て24年たちます。せっかくこんな滝があるのにごみが散らばっているからと、10人あまりで始めて、今は45〜46名でしています。男性がごみや空き缶拾い、崩れた道の修復やトイレ掃除をし、女性はレストハウスの運営をしています。天滝は全国の100m級の滝の中では珍しく水ぎわまで近寄れる滝です。素晴らしい滝で誇りに思います」 |
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