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今度は、同じ綾部市内にある酒販店「ワインショップ高本(こうもと)」に来ました。こちらの高本裕幸さんは、「綾部の酒を創る会」の会長と事務局長でもあります。会の活動につてお伺いしました。
![]() どのように始まったのでしょうか。 「綾部では山田錦を以前から作っていて、それを使って京都の酒蔵でうちのオリジナル銘柄のお酒を造っていました。しかし、京都の酒蔵が廃業されたので、今度はオール綾部のものでお酒を造ろうと活動を始めました。水は由良川、ラベルに使う和紙は綾部の黒谷和紙です。原料米作りは苦労が多いのですが、地元の農家の方に頑張っていただいています」 |
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「この名前は稲穂に咲く花のイメージのようなお酒になったらいいなと、農家の方が付けられました。米の良さが出ている味で、幅があるお酒ですね」 このお酒を使い、カステラを作った方がいるそうです。 「『穂乃花』というブランドが段々浸透し、その名前を使ってお菓子屋さんがカステラを作りたいと、穂乃花を染み込ませた地酒カステラを発案されました。お酒をあまりたくさん付けると酒のかすみたいになるため、どの程度を染み込ませたらいいのかちょっと苦労されたようですね」 売れ行きはどうなんでしょうか。 「冬にお酒とのセットで、うちでもたくさん売れました。値段は4号瓶とのセットで3240円、カステラ単体で1365です」 穂乃花づくりの記録はこちら |
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「永井奨励賞という賞をいただきました。これは綾部で、地元の振興に貢献した団体に贈られる賞で、一般から公募する形になります。お酒を造りはじめて2年目に申請し、頂きました」 その銘酒を生み出した由良川の水自体はどうなのでしょう。 「お水はおいしいし、お酒にも非常に良くて柔らかい味のお酒になります。他から綾部に帰ってくると、やっぱり水がおいしいなと思いますね。私は子供のころ、由良川で魚釣りしたり泳いだりしましたが、自分の一番下の子供が河原の方へ走っていったりすると、やっぱりちょっと怖いですね。追いかけて行ったこともあります。今はあんまり人や子供たちが川の近くにいませんので」 今後のことをお伺いしました。 「お酒はまだ今年で3回目なので、もっと回数を重ねて、いいお酒にしていきたいと思います。新しい商品が生まれるという流れもあるかもしれませんが、基本的にはお酒の品質を上げていこうと会では考えております」 |
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![]() 京都府を流れる由良川を訪ねました。頂いた「穂乃花」はやさしい口当たりのいいお酒でしたが、このおいしさには由良川の水が大きく関係しているものと思われます。 |
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