大切な高速道路のネットワーク
播但連絡道路
圓教寺を出て山陽自動車道で東へ少し戻り、今度は播但連絡道路に入って北へ向かっています。この道は姫路市から和田山町へと行く道で、山陽自動車道と中国自動車道を結び、将来は北近畿豊岡自動車道ともつながります。山陽道と中国道は神戸ジャンクションで分かれ、西へ行くほど離れていくため、これを結ぶ道が重要です。さらに西で整備中の播磨自動車道が完成すれば、これも二つの道を結びます。高速道路はネットワークが重要。高速道路同士がつながっているかどうかで、その便利さのレベルが全然違います。持ちうる能力を十分発揮してもらわないと困ります。今度は、その高速ネットワークで中国道の吉川(よかわ)インターを目指します。
インターからすぐの温泉
山田錦の館
吉川インターから1km、兵庫県吉川町にある「山田錦の郷」に来ました。中心施設の「吉川温泉よかたん」、野菜やパンなどの販売所やレストランがある「山田錦の館」が並んでいます。総支配人の辻田凱昭(よしあき)さん伺いました。
「山田錦の館は平成16年4月、温泉は平成14年3月のオープンです。この約半年で、22万人の方に来館いただいています」
足湯は無料で利用できる
インターからすぐ、よくここに温泉が出たものです。
「吉川町には昔から湯が出ている『湯谷』というところがあり、役場の近くにも温泉成分の高い冷泉があって、みんなおけで持ち帰ってお風呂を沸かしておられます。『よかたん』の湯は塩分濃度が高く、炭酸含有量も日本一といわれていて、心臓病や高血圧、動脈硬化などに効く『心臓の湯』と表現されています」
源泉にも入れるそうです。
「石造りと木造りの2種類の風呂があり、男湯女湯交互にしていて、その両方に源泉風呂があります。外風呂にもかけ流しの源泉を送っています。家族風呂も三つあり、1時間4000円で何人でも入れます」
山田錦の館には清酒の試飲コーナーもある
キャンペーンをしていて、「源泉浪漫街道『湯めぐりパスポート』」が発売中です。「『よかたん』のほか、東条町『とどろき荘』、滝野町『ぽかぽ』、加西市『根日女の湯』、三木市『槙山温泉・森の湯』、加古川市『みとろ荘』の6温泉共通パスポートを作りました。10回入れて、値段は各温泉の入湯料600円の10回分、6000円ですが、特典がいろいろ付いています」
山田錦の郷
■営業時間/
よかたん
10:00 〜22:00
*受付は21:00 まで
山田錦の館
9:30〜17:00(農産物販売)
9:30〜21:00(パンや酒などの販売、レストラン)
*レストランのオーダーストップは20:00
■休館日/毎週月曜日
*祝日の場合は火曜日休み
■入湯料/中学生以上600 円、
小学生300 円ほか
■TEL/よかたん 0794-72-2601
山田錦の館 0794-76-2401
姫路市の書寫山圓教寺、吉川町の山田錦の郷を訪ねました。山陽道と中国道の“はしご”は初めてですが、播但連絡道路を使えば近くてドライブの幅が広がります。