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「水都・大阪」で、元気に、楽しく。
大阪・中之島の東端は、剣の先のように尖っているため「剣先」と呼ばれています。都島区の「毛馬の閘門」付近で淀川から分かれた大川は、この剣先で堂島川と土佐堀川になり、大阪中央卸売市場付近で再び合流します。この大川は、明治末期に新淀川が開削されるまで淀川の本流でした。ところで、剣先では毎月第3水曜日に「水辺ランチ」が開かれています。ここでお弁当を食べるだけのことですが、楽しい世界が広がっているようです。



   「水辺」だけは譲れない。     <大川の地図はこちら>
 


大川(左が「剣先」)

 10月20日水曜日、あいにくの台風でランチの場所を剣先から屋内に急きょ変更。「水辺ランチ」の仕掛け人、NPO法人「水都OSAKA水辺のまち再生プロジェクト」事務局長の吉崎かおりさんのご自宅にお邪魔して、お話を伺いました。
「中之島公園剣先で、毎月第3水曜日12時から2時まで、お弁当を持ち寄ってランチを食べよう、という集まりを開いています。参加は自由で、事前登録など一切必要なく、誰でも大歓迎です。
通りがかりの買い物帰りの主婦の方、近くのサラリーマンやOLの方も、見かけたらご参加ください」


11月17日に行われた水辺ランチ
  第3水曜日にしている理由もシンプルです。
「水曜日なら『水』で覚えやすいかと。元々、私は水辺のいろんな所でお弁当を食べていたんですが、剣先で食べた時すごく気持ちが良かったので、みんなに知らせたら来てくれんちゃうかなと思って、口コミや私たちが発行しているメールマガジン『水辺通信』で呼びかけました。すると、送り先の人たちがいろんなところに転送してくれて、どんどん広がったんです」

  何人ぐらい集まったのでしょうか。
「今年3月から始めて、1回目で100人を超えました。10人も来てくれたらと思っていたので、うれしかったですね」


水辺ランチでは主催者が

コーヒーを用意

 台風で外では無理なので、吉崎さんのお宅で一緒にお弁当を食べました。部屋からは川が見えて、正面には大阪城も見えます。吉崎さんにとって川は生活の一部なのでしょうか。
「家を選ぶ時、誰でもこれだけは譲れないということが一つはあると思うんですが、私はそれが『水辺』なんです。それ以外は目に入らないんです、今は」


 水辺ランチを始めて半年以上、何か変化はあったのでしょうか。
「剣先に、船に向けて注意事項を書いた看板があるんですが、せっかくパリのシテ島を真似て造ったのに、看板のために景観が悪くなっています。水辺ランチの参加者が増えて、そういう声も大きくなったせいかどうかは分かりませんが、行政も看板の撤去か清掃の検討に入ってくれました。進歩だと思います」


社会実験で行われた「水上カフェバー」

  イベントも行われるようです。
「天満橋北西詰に水上カフェバーと水上タクシーの発着場として、10月30日から11月7日まで『川のターミナル』を行います。水上カフェバーで飲食を楽しんでいただけ、5艇のプレジャーボートを水上タクシーとして利用していただけます。拠点が天満橋北西詰の仮設桟橋で、中之島公園のバラ園にも仮設桟橋を造ります。それと、国際会議場前と大阪ドーム前、湊町リバープレイス前の桟橋を含めた5カ所なら、どこへでも行けます。今回は『社会実験』として行い、水上カフェや水上バー、水上タクシーを大阪で本当にやっていくための課題を探ります」

 



   NPO法人「水都OSAKA水辺のまち再生プロジェクト」
  
   ■水辺ランチ/毎月第3水曜日、中之島剣先にて
    *11月17
日、12月15日・・・