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身長1万mの「あまんじゃこ」が住んだ町。 兵庫県多可郡中町は、兵庫県の中央に位置し、酒米山田錦と播州織の生産が盛んな町です。この町を流れているのが、加古川の支流の杉原川です。川幅は30mほどで、底が透き通って見えるほど奇麗な水がゆったり流れています。ここには、農業と杉原川に関係が深い伝説が残っているそうです。さて、どんな伝説なのでしょうか。 |
天に届く“大人(おおびと)”伝説。 <杉原川の地図はこちら> | |
中町の伝説について、那珂ふれあいボランティアガイド会長の川口昭三さんに伺いました。高東(たかさき)橋の上から見る杉原川は奇麗です。 |
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大人はいつごろから知られているのでしょう。 |
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水への祈り。 | |
高東橋から約2km上流の高岸地区に来ました。対岸に5mほどの岩がそそり立っています。 |
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涙が川になった。 | |
「ここもあまんじゃこの伝説につながっています。あまんじゃこは長く中町に住んでいましたが、いよいよ丹波の国へ帰ることになり、1kmほど南の『見返橋』あたりで那珂の里を何度も振り返り、心引かれながらここまで来ました。峠を越えれば丹波です。あまんじゃこがこらえ切れずに流した涙が川になり、『思出川』の名が付いたといわれています」 近くに見えている橋にも由来があるようです。 「『嫁入橋』です。200mほど南に丹波街道に架かる橋があり、昔、丹波から中町へ嫁ぐために渡ろうとした花嫁が、国からの不幸の知らせで引き返しました。それ以来、その橋は嫁の通れない橋となり、この橋を通っため嫁入橋になったわけです。ただ、私はあまんじゃこがここを通って黄泉国(よみのくに)へ帰っていったという伝説で『黄泉入橋』と呼ばれるようになり、それが嫁入橋に変わっていったと解釈しています」 |
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