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 淀川水系を知る。   <大川の地図はこちら>
 

水道記念館

 大阪市東淀川区の「水道記念館」に来た。昔の第一配水ポンプ場を保存活用した施設で、柴島浄水場の隣にある。こちらの田中利明さんに伺った。
「配水ポンプとは、使う量に応じて水圧をかけて、水を各家庭に均等に流すためのポンプです。ここは、大阪市の水道通水100周年記念事業の一環として、元の配水ポンプ場をリニューアルして設けられました。水源である琵琶湖・淀川の自然環境の紹介を主とし、水道100年の歴史を後世に伝える展示もしています」
 エントランスで何か音がする。
「『漏刻』という水時計の音です。日本書紀によると600年代にも使っていたそうですが、それを現代風に分かりやすく展示しています。鹿(しし)おどしの原理で、水が溜まるとそれが順にマスに水が流れ落ちます。30分でタンクがいっぱいになり、水車が回転して時を告げます」

 

 


「江戸時代のくらしと水」コーナー
 
 江戸時代のくらしと水コーナーがある。
「大阪市内の井戸は塩分が多く、『水屋』から生活用水を買っていました。淀川の水です。当時は、まだ飲めるぐらいきれいな川だったんです」
 淀川ウォッチング水槽は淀川本流の流れを再現する。
「琵琶湖・淀川水系の約112種類の淡水魚のうち、約90種類を飼育展示しています。2階に行くと、記念館の看板の一つ、イタセンバラとアユモドキの2種類の天然記念物も飼育展示しています」
 建物はライトアップで知られ、数々の賞も受賞している。日没から夜10時まで、休館日も含めて毎日ライトアップしている。


   
大阪市水道局水道記念館
 ■開館時間/9:00-16:30(入館は16:00まで)
 ■休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
 ■入館料/無料
 ■TEL /06-6324-3191、3192

 

 

 アクアライナーで乾杯。
 

 アクアライナーから見る大阪の景色はひと味違う 
 大阪城ホール前、アクアライナーの乗り場に来た。船渡御の船に乗るのは無理でも、ここならいつでも大川をクルーズできる。今日はクルーズ日和だ。アクアライナーに乗りながら、大阪水上バスの西野興三さんに伺った。
「昭和58年10月、大阪城築城400年祭のときに就航しました。就航時、川はビルの裏側になっていて、空調の扇外機やぞうきんが並ぶ状態でした。でも、最近は立て替え時などに観光客を意識して、扇外機を屋上へ、応接を川側に設け、一階をシースルーにして道路と川とが双方見通せるようにしたりしています。川側の方がかえってきれいになりましたね」
42-5511

 

 


大阪城港付近にて 
 乗り場は、大阪城、天満橋、淀屋橋、大阪アメニティパークの4ヵ所だ。
「4カ所の乗り場から、約60分で一周して乗った場所に戻ります。途中で降りるミニクルーズや、夜のトワイライトボートもあります。天神橋や天満橋など、くぐる橋がすべてライトアップされ、ガラス張りの船から堪能できます。春は両岸が桜並木です」

 では、夏の今はどうだろう。
「船渡御前日、7月24日に宵宮クルーズが出ます。特製弁当、天神祭や大川のことを交えた講談師による案内付きで、約50分のクルーズが楽しめます」

 他に、ビールを飲みながらというのもあるようだ。
「『生ビールまつりクルーズ』は、乗船料と生ビール1杯、おつまみ付きで2000円とお得です。大阪城港発は午後6時と7時、たそがれ時から夜にかけてのクルーズです。8月31日までです」
 仕事終わりの一杯をアクアライナーで、というのもいい。



    大阪水上バス「アクアライナー」
   ■料金/60分コース1600円
   ■TEL /06-6942-5511




大川、淀川を訪れた。ドラゴンボートレースがあり、アクアライナーで見る大阪の街も一味違う。身近な川と触れあうチャンスはいくらでもある。