![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
川をさかのぼり、アマゴと遊び、不思議と出会う。 奈良県川上村。紀の川水系吉野川(紀の川)の澄んだ豊かな水が流れて、山の緑と赤い鉄橋のコントラストが美しい。日本で最も雨の多い地域・大台ケ原に降る雨は、山に染み込み、ミネラルを吸い込んで吉野川の源流となり、紀の川へ、紀伊水道へと流れていく。雨は、吉野杉をはじめ豊かな自然を育んでいる。 |
アマゴを学ぶ。 <吉野川(川上村)の地図はこちら> |
川上村北部の中井渓谷に来た。吉野川の支流の中井川が流れる。水が澄み、川底が見える。ここは、釣りや魚のつかみ取り、バーベキューもできる「中井渓谷自然塾」だ。施設を運営する中井渓谷漁業組合組合長の中西昭夫さんに伺った。本当に水がきれいだ。 |
|
「開発で天然ものが減ってきたため、養殖して川へ放流し、皆さんに楽しんでいただいています。アマゴとマスを大体1.5 トンずつ。それでも足りず、よそから買い足しています」 ここでは、アマゴは釣りのほか、つかみ取りもできる。 「どちらも1kg放流して1人4000円です。つかみ取りは、1棟2000円でバーベキューコーナーを利用してもらい、つかんだ魚を焼いて食べてもらえます。合計6000円のほかに炭代と網代がいりますが、釣りと違って放流した魚は全部取れるのでお得です」 つかみ取りに挑戦したが、逃げるのが速い。近寄って隅に追いやって…ちょっとだめだ。 |
|
中井渓谷自然塾 ■営業時間/8:00-16:00 ■休み/1月1日 ■アマゴ(釣り・つかみ取り)4000円(1kg放流)、 貸さお300円、餌600円 ■TEL /07465-3-2441 |
|
|
|
![]() いわれはあるのだろうか。 「弘法大師が熊野へ行く道中、この近くの民家でおばあさんに水を頼んだところ、なかなか出て来ない。立ち去ろうとすると、おばあさんが帰って来た。遅かった理由を尋ねると、この柏木というところは、昔から水が少なく、川までくみに行っていたと答えた。すると大師は、周辺を歩いて錫杖(しゃくじょう)を突き立て、ここを掘りなさいと言って旅立った。そこを掘ると水が湧き出たそうです。柏木の約160軒の住民は、23年ほど前に水道が完成するまで、みんなこの水で生活していました」 由緒ある水なのだ。ただ、この辺は鍾乳洞もあって、石灰岩が多いはずだ。 「周辺はほとんど石灰岩ですが、不思議にこの水は石灰岩が含まれていません。純粋なアルカリ水です」 水源地には水くみ場がある。手にくむと冷たく、味には甘みがある。 「この水を甘いという人は素直な人です。水にも味があることが初めて分かったという人もいます。皆さんには、『久しぶりにコーヒーらしいコーヒーを飲めた』と必ずまた寄っていただいています。はまる水ですねん」 |
|
喫茶「秀」 ■営業時間/8:00-16:00 ■定休日/無休 ■TEL /07465-4-0640 *「楠里水」の問い合せも喫茶「秀」へ |
![]() |