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 川と遊ぶ。    <猪名川の地図はこちら>


大島であい公園

 川辺酒造から少し上流、猪名川町島にある「大島であい公園」に来た。多目的広場や遊具広場があり、芝生が敷き詰められ、親水護岸で川に下りることができる。オープンは昨年3月。以前は護岸部分が竹やぶで、川に近づける状態ではなかった。自治会、PTA、子供たちの代表が話し合い、川まで下りて行ける公園にすることを決めたそうだ。

 子供たちが3人、お父さんと一緒に釣りざおを持って遊びに来ている。小学校5年生2人と2年生の男の子だ。話を聞くと、アユやモトイ、ゴリなどが釣れるとのこと。釣った魚は、逃がしたり食べたりするが、食べたものではアユがおいしかったそうだ。毎日のように来る子も、今日初めて来た子もいる。しかし、みんな川遊びは「楽しい」「おもろい」と口をそろえていた。

 

 

 

 

 

 

 





 山の神様がくれた水。   


長寿の滝

 猪名川町北部に来た。柏原(かしはら)にある「長寿の滝」だ。水が流れる音がする。滝は普通、山の上から水が流れるが、ここでは岩肌に沿って右に左に曲がり、徐々に水があふれ出ている。湧き水が山の中腹から流れ出る感じだ。コケむし、しめ縄も飾られている。ありがたい滝の雰囲気だ。
 
  すぐ近くにあるペンション「きのこ園」の田中正夫さんに伺った。
「ここは丹波街道ですが、旅人と水についての話が何百年も前から伝わっています。ここから15〜16m上がった所から上は、水か全然見えません。ということは、岩や土がフィルターの働きをして、地下水と同じ状態で出てきているんです。これだけおいしい水は、関西でも少ないと聞いています」

 雨で濁ることはないんだろうか。
「ほとんど濁りません。水の量は増えますが、泥水になることはないですね」
 平日なのに、水をくみに来る人がいる。数分しかたっていないのに、私の顔が段々と冷たくなってきた。
「なんぼ暑くても、この滝のそばへ来ると冷たい風が吹いて非常に涼しく、夏は天国です」
 少し飲んでみる。冷たく、無味無臭でおいしい。「山の神様がくれた水」の札もある。「神様がくれた水です、本当にね」

 

 

 

 

 

 

 





 





ペンション「きのこ園」

 ペンションは滝の真向かいにある山小屋風のロッジで、まだストーブがある。
「おそらく大阪とは、5℃以上違います。冬は寒いけど、夏は涼しく、クーラーがないのが自慢です」
 料理は山菜料理だ。
「ワラビ、フキ、ゼンマイ、タラノメですね。大野山の頂上が遊園地になっていて、ワラビ採りに大勢来ます」
 きのこ園は、食事だけでも利用できて、バーベキューはもちろん、鍋も充実している。キノコ、カモ、牛すき焼き、キジ、ボタン鍋がある。ところで、この猪名川、今と昔とでは違うのだろうか。
「昔は、魚がいっぱいすんでいましたが、今は洗剤で汚れてすめなくなったんでしょう。蛍は増えてきていますが、それでも僕らの子供のころと比べると格段に少ない。ただ、やっぱり柏原は、木、水、川、山などの自然に恵まれた所です。長寿の集落で、お年寄りが多く、みんな90才ぐらいまで生きてはるね」


 ペンション「きのこ園」
■TEL /072-769-0760

 

 

 

 

 

 

 












猪名川を楽しんだ。「長寿の滝」の水は、なぜこんなにおいしいんだろう。おいしい水、きれいな水、ずっとこのままであってほしい。