源流の町・一宮町で、“i”を探す。 兵庫県に一宮町は二つある。津名郡一宮町とここ宍粟(しそう)郡一宮町だ。揖保川が流れ、その代表的な源流である藤無山がある。揖保川は総延長約70kmで、山崎町、新宮町、龍野市などを経て播磨灘に注いでいる。この町のキャッチフレーズは「i(あい)のまち」と「愛、そして逢いのまち、iからはじまるいちのみや」だ。iはいろいろ解釈できる。豊かな自然の中で自分を取り戻せるから私のi、インタレストのi、そして、揖保川のi…今日はこの他、いくつiが見つかるのだろう。 |
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「文殊の水」を飲む。 | |
「200mほど上の山から送水しています。昔は農業用水として利用されていましたが、夏も冷たすぎて稲に良くなかったようです。平成元年に『ふれあい市場』をここに開設した時、この上にええ水が出よるので、ここへ持ってきて利用してもらったらどうかということになり、4年後に水くみ場を設置したわけなんです。1000年ほど前、天橋立の文殊菩薩の分身をいただき、ここから4kmほどの所にある氏神の早玉神社に合祀し、節分にお祭りしています。平成元年には若者たちによって『文殊会』が結成されていて、地域おこしのため名前を統一しようと、ここも『文殊の水』にしました」 |
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「水温は14度ほどです。コーヒーや味噌汁に使うと最高。これで炊いたご飯は長持ちします」 少し離れた所にある小屋について、自治会副会長の上川昌之さん(上の写真右)に伺った。 「あれが『ふれあい市場』です。田舎の新鮮な野菜を販売しています。店は4月から12月までの土曜、日曜、祝日に開きます。ただし、夏休みは毎日です。今は雪で閉ざされていますが、4月から開きます。また来てください」 |
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