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  伏流水で造る地ビール。   <箕面川の地図はこちら>
 

木下社長

 箕面市牧落、阪急箕面線牧落駅から10分。「箕面ブリュワリー」では、箕面の山が源の水で造る地ビールが飲める。社長の大下正司(まさじ)さんに伺った。
「箕面の山の伏流水で、軟らかくまろやかな水を使っています。地ビールは平成9年に始めました。海外でいろいろ地ビールを飲みましたが、日本のビールは味が均一で、炭酸が強くおなかが膨れます。ここでは炭酸を付加せず、自然の炭酸だけ造っていますから、ビールに炭酸が浸透して軟らかい味になります。ビールはブレンドできないので、ピルスナーやったらピルスナー単一でしかできません。繊細な飲み物です。ピルスナーやヴァイツェンなどカテゴリーの味を出すために、酵母や原材料とのマッチングなどを考えるのが難しいですね」

 箕面ビールの特徴は何だろう。
「優しい味で飲みやすいことです。発泡酒を含めて10種類あります。日本では酒税法上ビールではないものもありますが、海外ならすべてビールです。麦芽比率50%以上がビール、それ以下は発泡酒になります。ここの発泡酒は50%以上ですが、はちみつやウコンのエキスを入れるため発泡酒に分類されています」



工場
  工場見学とバーベキューのコースもあるようだ。
「バーベキュー+ビール2時間飲み放題で4500円からです。地ビール造り教室も、ご要望に応じてしています」

 工場に来た。おいしそうなにおいが漂っている。
「大麦を粉砕して釜に入れ、温水シャワーをかけて落ちた麦汁を煮沸釜に移し、ホップを入れて90分煮沸し、ワールプールに戻します。麦汁だけ取り出し、酵母を入れて発酵タンクで10日ほど発酵させ、発酵が終わると貯室タンクの冷蔵庫で30日から50日低温熟成させます」

 たくさん賞状がかかっている。
「インターナショナル・ビア・コンペティションで、去年はピルスナーが、今年はペールエールがそれぞれ銀賞をもらいました」


たくさんビールをいただきました
  地ビールをタンクから注いでもらう。
「ヴァイツェン、南ドイツで盛んに飲まれている白ビールです。大麦と小麦をブレンドし、ヴァイツェン酵母を入れていますので、非常にフルーティーな香りがします」

 泡がクリーミーで飲みやすく、おなかも膨らまない。注いだ時は9割泡だが、じわじわと炭酸で3分の1ぐらいにまで上がった時にいただいた。
「それがベストの飲み方ですね。自然の炭酸だけで押し出してね」





    箕面ブリュワリー
  ■営業時間/10:00 〜18:00
  ■定休日/毎週木曜日
  ■TEL/072-725-7234
 
大阪府北部の箕面を訪れ、箕面川の風景と味を満喫した。箕面の滝を見て、チョウと戯れ、地ビールをいただいた。皆さんにも、ぜひ箕面を訪れていただきたい。