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  こだわりの味。   <伊吹町の地図はこちら>
 

若いぶき店内

  山菜料理と薬草風呂の「若いぶき」に来た。山菜や姉川の川魚をいただける。おかみさんの林澄子さんに伺った。
「2001年4月にオープンしました。『手間かけてこだわった料理を』というとこで、スローフードのような感じで、1年間漬け込んだ漬物を食べていただいたり、山から採ってきた山菜を料理したりしています。今の旬はムカゴのてんぷらやご飯です。ムカゴは山芋の子供で、成長して自然薯(じねんじょ)になります」

 魚料理もある。
「イワナやアマゴです。塩焼きが多いんですが、寒くなると自家製の味噌とほう葉で焼く『ほう葉焼き』がおいしいですよ。生臭くなく、身が締まった焼きたてを食べてもらえます。甘露煮定食、イワナの塩焼定食、アマゴのてんぷら定食、お造り定食などがあって、11月後半には、しし鍋定食も始めます。山菜コースは、3000円から5000円ぐらいまでです」

 2階には薬草風呂がある。気になる。
「自家製のジュウヤク、キハダ、ヨモギを入れています」

 林さんの肌も薬草のお陰だろうか、すごくきれいだ。
「薬草と伊吹の水でしょうか。姉川の水はおいしいし、お風呂から上がるとつるっとした感じになります」
 その水を料理に使う。味わい、くつろげるスポットだ。

 

 



     若いぶき
   ■営業時間/10:00 〜21:00
   ■定休日/毎週火曜日
   ■薬草風呂/入浴料300円
   ■TEL/0749-58-8080

  昔ながらの「伊吹牛乳」
 

ミルクファーム伊吹
  3軒目に訪れたのは「ミルクファーム伊吹」だ。社長の三家(みつや)清憲さんに伺った。
「ここは平成11年4月にオープンしました。以前は伊吹山の登山道入り口付近で工場をしておましたが、琵琶湖の環境条例の施行で、排水30t以上の場合は専用施設が必要になり、ここへ移転しました」

 伊吹山の水の恩恵は受けているのだろうか。
「牛乳の処理工場は衛生が第一で、器具の洗浄が欠かせず、姉川の地下水を利用しています。また、乳牛は新鮮でカルシウム分の多い水を飲むことでストレスが軽減され、牛乳のおいしさにつながりますので、姉川の水はすべてに関わっていますね」

 伊吹牛乳の特徴は何だろう。
「新鮮さです。近くに牧場があり、全部がそこで搾ったものではありませんが、その牛乳を使って鮮度に気を付けています。昔ながらの伊吹牛乳の味を守るようにしています」
 子供の時に飲んでいた牛乳の甘い味がする。

 

 



     ミルクファーム伊吹
   ■営業時間/8:00〜17:00
   ■定休日/年始のみ
   ■TEL/0749-58-0049 

   

最後に役場の平山さんと、姉川に架かる姉川ダムに来た。上流からの土砂を止める砂防ダムだ。
「去年5月に竣工しました。奥伊吹を甲津原方面に北上する道が姉川沿いにあり、この道沿いの山が、11月には紅葉で大変奇麗になるんです」

 10月18日にイベントがあるようだ。
「『伊吹の里』周辺で特産品を一堂に集めたイベントを行います。伊吹大根などの特産品や加工品の販売、手づくりバター体験コーナーもあります。同日、伊吹町弥高でもイベントがあり、特産品のサツマイモの収穫を体験し、収穫したものを味うことができます」

 平山さんにとって、姉川はどんな存在だろう。
「やはり一番身近な存在です。子供のころ、川遊びや魚つかみをした身近な存在です」





姉川が流れる滋賀県伊吹町を訪ねた。伊吹山を前に絶好の自然環境の中で、いっぱいおいしい思いをした。ゆっくり訪ねたい街だ。