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  魚を学び、魚と遊ぶ水。    <醒井の地図はこちら>
 

滋賀県水産試験場醒井養鱒場の池

 滋賀県水産試験場醒井養鱒(ようそん)場に来た。天野川に注ぐ宗谷川沿いを、南に向かって山を登ると、国の名勝・醒井渓谷の入口になる。そこに、近畿では有名なマスの養殖施設がある。岩崎治臣(はるとみ)さんに伺った。広大な敷地で、本館の「さかな学習館」の前に奇麗な川が流れ、池も多い。
「天野川水系の宗谷川です。池は、鈴鹿山脈最北端、標高1094mの霊仙山の中腹からわき出てた水が水源です。池には、ニジマス、アマゴ、イワナ、『幻の魚』イトウ、キャビアで有名な古代魚チョウザメ、また『清流のシンボル』ハリヨ、そして、わずかですがビワマスもいます」

 

 


学習館の水槽(チョウザメ)
 醒井養鱒場は、元々どういう施設だろう。
「琵琶湖に生息するビワマスを増やす目的で、明治11年に県営のふ化場として設立されました。(一時払い下げられ)昭和4年に県に復帰した時、最新技術を導入して生産施設や発電所を設けました。同時に、水産教育の場や観光施設として、全国的に知られるようになりました」

 子供たちが楽しめる施設も多い。
「ニジマス、アマゴやイワナが釣れる釣り池があります。釣った分は購入してもらいます。『ふれあい河川』は、水を浅くして魚を触りやすくしています。学習館では、水槽でイトウ、チョウザメ、ニジマスなどを横から観察できます。イワナやアマゴなどは、上からでは種類が分かりにくいんです。また、実験観察室では、解剖や採卵受精の実験などを体験してもらいます」


   滋賀県水産試験場醒井養鱒場
  ■開場時間/8:30〜17:00
     *7月と8月は18:00 まで、12月と1月は16:00 まで
  ■入場料/大人300円、6〜12才120 円
  ■休場日/なし
  ■釣り池/入場料50円*さお・餌込み
    *釣った魚はすべて買い取りのこと
  ■TEL/0749-54-0301



醒井養鱒場の中にある鍾乳水に来た。これも霊仙山が水源だ。飲んでみると冷たい。居醒の清水に比べてとがった味で、よりわき水らしい感じだ。