受賞者
の皆さん

蛍が舞い、泳げる川
子供たちが夢見る大和川の姿
〜【絵・ポスター・作文・写真】コンクール〜
2008年12月27日放送

12月20日、大阪府柏原市にある柏原市勤労者センター「KIホール」で、第24回大和川クリーンキャンペーン【絵・ポスター・作文・写真】コンクール表彰式が行われました。「わたしたちの川、大和川」をテーマに行われた作品募集に対し、幅広い年齢層から計4012作品が寄せられ、その中から54点の入賞作品が選ばれました。今回は表彰式の会場で、絵、ポスター、作文、写真部門の受賞者に喜びの声を伺いました。

みんな川好き、5人の受賞者


河原君の作品
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 最初に、ポスター部門で大和川河川事務所長賞を受賞した河原樹(いつき)(小4)君に聞きました。蛍が舞う夜の大和川が描かれ、「大和川 ぼくの力で美しく」のキャッチフレーズが入っています。
河原 この文字を読んで、誰かが大和川を奇麗にしようと思ってくれればいいなと思います。石川にいる蛍が、大和川にもいたらうれしいと思って描きました。
 父の利之さんにも伺いました。
 毎年、夏ごろに石川でよくバーベキューをします。今回の受賞をきっかけに、奇麗な大和川に蛍が飛ぶようになればいいなあという話をしました。

 続いては作文。「きれいになってきた大和川」で近畿地方整備局長賞を受賞した高木ほのか(小4)さんは、土手に座って大和川を見ると落ちつくとのこと。
高木 きらきら光って奇麗だったり、音を聞いたりすると落ちつきます。ちょろちょろと可愛い静かな音がすると、楽しかったり、うれしかったりします。→高木さんの作文はこちらをクリック
 祖母の照子さんに伺いました。ほのかさんの川好きには理由があるようです。
祖母 父親も川が好きで、よく連れていっていましたから。昔は大和川で泳げたと聞いていますが、また泳げるようになったら素晴らしいですね。

 もう1人は、「大和川の今と昔、そしてこの後」で大和川河川事務所長賞を受賞した上村綾嘉(中2)さんです。風で飛ばされた帽子を拾いに大和川に行った時、ごみの多さにショックを受けました。
上村 橋近くに自転車が引っ掛かっていたり、木にビニール袋や空き缶が引っ掛かっていたりしていました。(昔の大和川のことは)近所のおばあちゃんに聞いたり、インターネットで調べたりしました。
   →上村さんの作文はこちらをクリック
 父の修さんに、上村家の努力について伺いました。
 家庭菜園をしていて、生ごみをたい肥に再利用しています。洗剤もより自然に近いものを使っています。

 


諏訪原さんの作品
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 「大和川への希望」と題した絵で、奈良県知事賞を受賞したのは諏訪原詩織(小4)さん。2人の女の子が大和川で遊んでいる様子が描かれています。
諏訪原 私と妹です。川遊びが好きで、よく魚を取ったり、生き物を探したり、泳いだりしています。(大和川のため)ごみをポイ捨てしないようにしています。
 母の英里香さんも気をつけているとのこと。
 食べ物をなるべく残さないことや、汚い油を流さないなど、小さなことぐらいしかできませんが…


池口君の作品
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 大阪府知事賞に輝いた池口誉(小3)君の「大和川で泳ぎたい」では、2人の男の子が泳いでいます。
池口 僕と友達が競争しているところです。僕はプールに通っていて泳ぐのがすごく好きで、大和川で泳ぎたいし、夏休みに友達と色々な泳ぎで競争したいという思いで絵を描きました。
 母の安代さんにも伺いました。
 大和川には奇麗なイメージが今までなかったんですけど、奇麗にする活動が行われていることを今回初めて知りました。

 

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受賞作品はどれも素晴らしく、みんな大和川が大好きなのだということがよく伝わってきました。汚い川と言われたり、ごみがあったりして、とてもショックを受けた皆さんが、もうそんなふうには言わせないとばかり、気持ちを強くしたことが感じられました。