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〜インタビュー後半〜
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(後半)

藤原:こちらはフリーマーケットのようにいろいろなものが出品されているNPO法人『アジア・フレンドシップ・ウェイブ』。以前、この番組にもご登場いただきました、もずさんがいらっしゃいます、こんにちは。
もず:どうも。

藤原:前回お話を伺った時、「スリランカにまた行ってきます」とおっしゃっていましたが、その後いかがでしたか?
もず:去年の暮れにスリランカへ行き、地震の被災地をずっと回ってきましたが、全域を回ることはできませんでした。なぜなら、地域紛争が起こるなど、内紛状態になっていたんです。不幸なことですね。だから内戦状態のところへインド洋大津波が来たというダブルパンチなんですよね。そこへ物資を送り込む。物資はいいんですが、国際的な援助金が行った時に、「どない分配すんねん」と。今は、本当に困っている人に行き渡らないという状況でもあるんですよね。日本では、今申し上げているような事情はほとんど報道されてませんが、私はそこへ行って見てきたんです。だから、やっぱり平和でなければ自然災害にも立ち向かうことができないと伝えたいと思います。



スリランカへの国際支援を訴える
もず唱平さん



藤原:今後、またスリランカへは行かれる予定ですか?
もず:行きます。放っとくわけにはいかないので。現地の篤志家、要するに志を持って自ら復興に力を出そうという人が何人もおりますから、その人たちとタイアップをして、“ケアサロン”みたいなものをつくりましょうという話をしています。家族を失った子どもたちや独居老人など、精神的ダメージを受けている人が多いんですよね。働き手や若い人がみんな亡くなり、お年寄りと小さい子どもしか残ってないというようなところがたくさんあるので、とりあえず、「ここに来たらどうですか?」というようなサロンというかセンターのような場所をつくろうと。私のことですから音楽のあるセンターにしたいとも思っています。そのために土地の収用も含めて、現地の人とやり取りをしています。だけど、こうした話をしている間にもドンパチがあるんですよ。

藤原:そうですよね。
もず:本当に、悩ましいことだと思っています。スリランカというのはアジアの一角の国ですが、日本とはとても縁が深いところですし、どうぞみなさん、何かの機会には応援をしてもらいたいなと思います。



●スタジオ

藤原:『つながりのまち』のブースで、もず唱平さんにお話を伺いました。スリランカでインド洋大津波の被災があったんですが…。

松本:もう2年近くなりますよね。

藤原:今でも状況は全然変わってないということです。当日、ブースでは、売り上げにつながるようなものがいろいろと置かれていました。例えば、新品のカッターシャツは、2枚で1,500円、3枚で2,000円。企業が提供してくれたということで、本当に買い求めやすいような価格でした。他にも、食器など家庭の不要品なども出されていて、売り上げは全部、活動の資金にされるということでした。

松本:もず唱平さんはスリランカと20年以上ずっと音楽交流があったので、その国がそうした状態になったら、もういたたまれなかったんでしょうね。

藤原:スリランカの町に、音楽で笑顔が生まれてほしいなと思います。この後、松本さんはどちらのほうに行かれました?

松本:会場を回っていて、気になったことがありました。ゴミの集積場がいくつかあったんですよ。

藤原:はい。ありましたね。

松本:一つの集積場に段ボール箱がずらーっと、13個ぐらい並んでるんです。そこに整然とゴミが捨てられていたので、ちょっと気になりまして、その中心的な活動をされているNPO法人『ごみゼロネット大阪』というところに、ゴミの件についてお話を伺ってきました。


『つながりのまち』のNPO・PRステージ




松本:こちらは、NPO法人『ごみゼロネット大阪』の松井淳太郎(まつい じゅんたろう)さんです。よろしくお願いします。ゴミ箱はいくつあるのですか。
松井:13分類しています。

松本:ということは、分別するんですか?
松井:13に分別するんです。分別の箱のセットがこの会場全体で5ヵ所あります。

松本:大きな段ボール箱があり、その中にビニール袋が入れてあって分別できるようになっています。アルミ缶、スチール缶、ペットボトルに、ビン、紙コップ、リユース皿?
松井:例えば、たこ焼きなどを、いわゆるトレーに入れると、汚れも付いて、すぐに焼却ゴミになってしまいますが、このリユース皿は『エコネット』さんというところの商品で、洗ってもう一度利用する、何回でも繰り返し使えるというものです。他に、竹箸や竹串、それと、“ホッかる”というものもあります。

『ごみゼロネット大阪』の副代表理事
松井淳太郎さん



松本:“ホッかる”って何ですか?
松井:“ホッかる”も、紙でできたリサイクルの食器みたいなものなんですね。紙皿の上にフィルムみたいなものがあって、食べた後、そのフィルムを取ると、残った紙皿はリサイクルできる。“ゴミの3R”といっているんですが、リデュースはゴミを出さない、リユースは再利用をする、それからリサイクルと、その3つのRを、この会場全体で実施しようと。『ごみゼロネット大阪』が事務局になって、こういう分別をしています。

松本:今、ゴミを捨てに来られた方がいましたが、ペットボトルも裸にしちゃうのですね。
松井:そうです。

松本:透明のペットボトルと、その上の包装がありますが、これは剥がして別にするのですね。
松井:包装部分も、蓋も容器包装プラスチックになります。ですから、これらを容器と混ぜるとゴミになりますが分けると資源になるということですね。



●スタジオ

松本:最後の言葉って…。

藤原:重みがありますね。

松本:そうですね。

藤原:「分けると資源」。だから使えるものをゴミにすると、お金を捨てるみたいなことなんですよね。新たに再利用できるものだから。

松本: 他にもNPO法人『ごみゼロネット大阪』さんは、紙すき教室や、廃油を再利用し石けんにして販売されていました。いろいろなものがリサイクルできるんですよね。

藤原:本当ですね。

松本:普段の活動をそのまま、この会場で最大限に活かされていました。

藤原:また会場内では、別の団体かもしれませんが、子どもさんたちが軍手をしながらゴミを拾っていました。

松本:緑色のゴミ袋を配って、一つでもいいですからゴミを拾って集めてきてくださいっていうこともされていてね。会場に来ているお客さんに、そういう活動をすすめてたんですよね。

藤原:そういうことが習慣になっていったらいいですよね。

松本:ですから、会場が非常に奇麗でしたね。

藤原:そうでしたね。この後は、また二人で一緒に歩きました。

松本:NPO法人『素材探検隊』というブースへ、顔を出してきました。


『すこやかのまち』のNPO・PRステージ




松本:ここはNPO法人『素材探検隊』のブースです。みなさん、何かいろいろ、手作りの物を作ってるみたいですが、どういうブースなのか、ちょっと話を聞いてみましょうか?
女性:ここはレザークラフトのキーホルダーを作るコーナーになっています。

松本:レザークラフト、ということは革?
女性:はい。革です。

藤原:難しそう。
女性:いえ、簡単です。小さいお子さんでも作られています。3歳か4歳ぐらいのお子さんも作っていかれました。

松本:この不器用な藤原でもできますか?

藤原:一言多いですよ、松本さん!
女性:絶対大丈夫です。いいものができますよ!

松本:どうやって作るのですか?
女性:革の表面を少し水で濡らしてから、好きな模様を打ち、最後に色を付けて、キーホルダーに仕上げてでき上がりです。

松本:色は簡単に付けられるのですか?
女性:赤、青、緑、茶色の4色の中からお好きな色を選んでいただくことになっています。

藤原:ベースになる形は一種類ですか?
女性:はい。四角いキーホルダーの面にローマ字や星形、ハート、葉っぱの模様など、いろいろな刻印がありますので、好きなものを使ってデザインしてください。

松本:では、実際にやってみましょうか?

藤原:はい。トンカチで叩く時は、どれぐらいまで叩いたらいいんですか?
女性:強く叩くと、このローマ字の大きさだとはっきり文字が抜けます。あまり小さい刻印は、強く叩くと下まで穴が開いてしまうことがあるんですけど、これは大丈夫です。少々力を入れてもらっても。

松本:おおー、奇麗、奇麗。

『素材探検隊』
子どもたちが夢中で作ってます

さっそく挑戦

完成!



藤原:奇麗ですね。

松本:何してんの?これ。

藤原:えっ?それは内緒ですよ。

松本:内緒?

藤原:作ってる途中なんですから、集中できないじゃないですか、話しかけないでくださいよ。



●スタジオ

藤原:ジャーン!これができ上がった完成品です!

松本:可愛いじゃないですか。

藤原:可愛いでしょ。

松本:真ん中にローマ字で“MATSUMOTO”と。

藤原:はい。プレゼントです。

松本:僕のために作ってくれたんですか?ありがとうございます。

藤原:自分ではいい出来だと思ってるんですけど、どうですか?

松本:色は紺というか、青い色を付けてくれたんですね。

藤原:4種類あった中で、松本さんのイメージの青を選びました。

松本:下にハートの刻印も付いていて。

藤原:はい。

松本:おしゃれですねー。

藤原:ハートや星など、分かりやすいものもあるんですが、「これ、どうしたらいいの?」というような、線があるだけだったりとか、中にはわけのわからないような模様もあるんですが、それをつなぎ合わせることによって、デザイン性を持たせることができるんですね。

松本:これも何だか貝殻みたいな模様が付いてる。それをつなげて組み合わせてデザインになっているんですね。なかなか使いやすい。

藤原:使ってくださいね。

松本:ありがとうございます。これが10分、20分でできるのですね。

藤原:簡単にできました。

松本:藤原宏美さんでもね。

藤原:それは、余計な一言ですけど(笑)。小さなお子さんでも私より上手に作ってました。
『素材探検隊』では、他にも万華鏡とか、勾玉なども手作りで簡単に作れるということでした。

これが完成品

『ピピッとおおさか大発見!!』
紹介コーナー

『大阪ひと・まち魅力発見事業 
推進会議』のブース



松本:横で何か磨いていたのは、勾玉を作っていたんですね。

藤原:そうですね。いろいろなものがありましたね。

松本:これが簡単にできるっていうのは、すごいですね。

藤原:今回はいろいろなことが体験できましたね。

松本:なかなか楽しい1日でした。この市民フェスタ、来年もまた開催されると思います。

藤原:続くでしょうね。今年は全部のブースで食べられなかったんで。来年は…。

松本:全部のブースで食べるつもりやったんですか?!パレスチナやトルコのケバブ、また、フィリピン料理や、ベトナム料理もありましたね。

藤原:国際的で、変わった料理もありました。

松本:国内では沖縄料理や、もちろん大阪のお好み焼きやたこ焼き、焼きそば、焼き鳥など。縁日で出てきそうなものは、大概何でもありましたね。

藤原:どれもおいしそうでした。

松本:来年、全部食べるつもり?

藤原:私、来年は全部、いきますよ!

松本:胃袋が大丈夫かな?という感じがするんですけども…(笑)。こんな感じで1日楽しんで来ました。大阪城公園・太陽の広場で開催された『第8回市民フェスタおおさか』の模様をご紹介いたしました。


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