〜インタビュー後半〜 |
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(後半)
●『大阪おもしろ観光エリア』にて
藤原:ひときわ元気なブースがありますね。『田辺大根ふやしたろう会』では、どんなことをしているのでしょうか?
女性:田辺大根は、大阪市東住吉区の大根です。大阪にこんなにおいしい大根がある、ということを知ってもらうために古漬けにしたり、図案化した大根のキーホルダー、エコバッグ、缶バッジなどを作ったりして、みなさんに買っていただき、知名度を上げようと頑張っています。
藤原:今日、出しておられる中で一番人気のものはどれですか?
女性:缶バッジ、キーホルダーですね。それと伝統野菜の飴です。のどがすっきりすると好評です。
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『田辺大根ふやしたろう会』の
谷福江(たに ふくえ)さん
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藤原:こういうイベントを重ねることによって、田辺大根へのみなさんの反応はいかがですか?
女性:素晴らしくいろいろな方に知っていただけています。京野菜を目標にみんなで頑張っています。
藤原:田辺大根の時期といいますと?
女性:9月のお彼岸前後に種まきしまして、12月の10日前後が、ちょうど収穫時期です。
藤原:普段は、収穫してから、どんなふうに食べたらいいですか?
女性:一番おいしいのはおでんやだいこ炊き、お揚げと大根だけで炊いたものが意外と若い方にも好評なんです。小学校の給食でみなさん食べておられるので、小さい子どもさんのほうがよくご存じと思います。
藤原:パネルで小さな子どもたちが収穫している写真がありますけれども、田辺大根って、大きいんですね。
女性:そうかな(笑)?
藤原:何kgぐらいですか?
女性:キロ数はちょっと分からないのですが、20cmぐらいの大きさで、葉っぱがすごく立派なんです。だから全部食べられるんですよ。
藤原:葉っぱもおいしそうですね。
女性:はい。油炒めして。
藤原:刻んでお漬けものにするなど、食べ方もいろいろですね。立派なものができたら、品評会もあったら面白そうですね。
女性:12月の第2日曜に、駒川商店街で毎年、『田辺大根フェスタ』をしています。賞品も出して、地域のみなさんに喜んでいただいています。
藤原:今年もあるのですか?
女性:はい。今年もバッチリ12月10日に行いますので、みなさんいらしてください。
藤原:どうもありがとうございました。
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●スタジオ
松本:この『田辺大根フェスタ』、僕も“松恵サンバ”で駒川商店街を訪問してからの付き合いで、2年連続、『田辺大根フェスタ』の審査員をやってるんです。
藤原:すごいじゃないですか!
松本:“これぞ田辺大根で賞”など、いろいろな賞があるんですよ。僕はその中で、“はぶりがいいで賞”の審査員です。
藤原:大きければ大きい程いいんですか?
松本:いえ、葉っぱだけ見るんですよ。
藤原:葉っぱだけ!へえー。
松本:実はどんなものでもいいんですが、葉っぱが豪華に、ぶわーっと広がって…、本来、大根は実のほうなんですけどね。僕は葉っぱの葉ぶりの良さだけを選ぶという審査員をやっているんですよね。
藤原:面白いですね。
松本:そういう縁もありまして、今年は自分の家でも、この田辺大根を栽培しています。
藤原:それも品評会に出すのですか?
松本:出します。今ちょうど、本葉が5〜6枚。まだ実は全然、当然なってませんけどもね。どういうふうになるか12月を楽しみにしています。
藤原:他にも淀川区の団体『もみじ』の方がいらっしゃいました。メインの活動がCDマップ作りなんですが、代表の方がモンゴルにすごくはまっていて、当日はブースの前に、“デール”というモンゴルの衣装で身をかためた女性の方が立っていたりもしました。本当に、バラエティ豊かで見応えがありました。続いては『たべてみてんかエリア』です。
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●『たべてみてんかエリア』
藤原:おいしそうな食べ物がたくさん並んでますね。あんかけ肉味噌豆腐?これは、何ですか?
男性:江戸時代に、谷町9丁目の高津神社の近くに、あんかけ豆腐の有名なお豆腐屋さんがありまして、それの復刻版みたいな形で今日はさせていただいています。
藤原:昔から伝わっているものなんですね。
男性:そうですね、あんかけ豆腐なんですけども、ちょっと現代向けに肉味噌で、牛スジなどお肉を入れて作らせていただいています。
藤原:どんな味なんですか?ちょっと食べさせてもらっていいですか?
男性:はい。どうぞこちらのほうにご用意してますので。
藤原:大きいですね。何か特別なお豆腐ですか?
男性:京都の柔らかいお豆腐を使っています。
藤原:上にたっぷりとあんがかかっていて、ネギなどが入ってます。
男性:牛スジとゴボウ、干し椎茸などもちょっと入れて仕上げてます。
藤原:では、ちょっといただきます。
(※試食して)和風の麻婆豆腐のような。でもちょっと甘めで、お母さんやおばあちゃんが作ってくれたような、昔懐かしい味ですね。
男性:そうですね。今、おっしゃったような感じの和風の麻婆豆腐みたいな、そういった感じですね。
藤原:あっさりしたお豆腐と、ちょっとまったりしたあんが合いますねぇ。
男性:中華料理ですとごま油など使いますけども、和風で仕上げてますので、ちょっとあっさりした感じになると思います。
藤原:白いご飯が欲しくなりますね。
男性:そうですね。今日はちょっとご用意してないんですけれども、すいません(笑)。
●スタジオ
松本:おいしい豆腐を食べさせてもらって、白いご飯まで要求するなんて、ちょっと虫が良すぎますよ。
藤原:(笑) 。本当においしかったです。この期間限定のお豆腐のあんかけは、高津神社の宮司さんとお話を伺いました谷町9丁目にある『吉總(きっそう)』の山邊憲一(やまべ けんいち)さんが相談して生まれたものです。今回は300円でお安く出されていました。他にも、おでんやポップコーンなど、20種類ぐらいの食べ物がいろいろあり、みなさん満足そうに、ブースを見たり、体験したりしながら会場を回っておられました。
藤原:続いて太鼓の音が聞こえてきました。こちらはメインステージでの様子です。『雅っ鼓』という子どもたちのチームです。オープニングは、『夢乱舞』の威勢のいい“よさこいソーラン”から始まり、歌体操、民踊、阿波踊りやオーケストラなどもありました。またこの度、参加団体同士の交流がたくさん生まれました。例えば『手話サークルみやこじま』と『C.C.MINATO クワイヤ』の“手話コーラスとゴスペル”のコラボレーションも生まれたんですよ。うれしいですよね、こういう企画を通じて、みんなが仲良くなれるっていうのは、とってもいいことだなと思いました。松本さんも行きたかったでしょ?
松本:行きたかったですねぇ。OBCのイベントで湊町に行ってたのでね。
藤原:今たくさんイベントがありますので、どんどんこれからも、ご紹介していけたらなと思っています。
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