今回は、『東成区地車保存会』の活動をご紹介します。ここで言う“地車”は、だんじりのこと。夏祭りで大活躍のだんじりですが、東成区にはどれくらいの数のだんじりがあるのでしょうか。会長の平井武嗣(ひらい たけし)さんにお話を伺います。
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●7基のだんじりが集結!
東成区には、7基のだんじりがあり、五つの神社で保管されています。1基を持たれている神社もあれば、2基を持たれている神社もあります。だんじりは、夏祭り、区民まつり、秋祭りと年間3回の出番があります。
●きっかけ
平成元年、大阪市制100周年の時の『東成区民まつり』で、「一緒に盛り上げましょう」ということになり、初めて7基のだんじりが集まりました。それまでは地域ごとに活動していましたが、同じ場所に集うことができて、とても感動しました。『東成区地車保存会』は、それを機に発足させた『東成区地車連絡会』を前身としています。その後、阪神大震災が起こった平成7年に「もう一度、地域を元気づけよう」と集まって以来、『東成区民まつり』には毎年7基が集まっています。今年4月には、伝統ある「祭りやだんじりを守ろう」という意志のもと『東成区地車保存会』に名称を変えて、正式に活動を始めました。
●おはやしの交流会も開催
約3年前から、東成区民ホールを会場におはやしの交流会を開催しています。だんじりは出てきませんが、おはやしだけを七つ聞く会です。今年の6月に開催した時は、300人程来ていただきました。だんじりと共におはやしも、みんなで守っていこうと思っています。
●下町の人情味が溢れる東成区のだんじり
東成区のだんじりは、有名な平野区のだんじりほど派手さはありませんが、東成区の伝統を守って残していこうと活動しています。東成区は人情味の溢れる下町が多くて、住みやすい地域だと思います。その人情味が、だんじりの特徴にも表れている気がします。
<お問い合わせ>
東成区コミュニティ協会 TEL 06-6972-0717
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会長
平井武嗣さん
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『東成区民まつり』に集まっただんじり
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『東成区地車囃子伝承交流会』
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