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ホームページでは、生粋の大阪人、ラジオ大阪アナウンサー松本恵治が、毎回、大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域をご紹介します。
2007年6月9日(土)放送 放送を聴く
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  『平野吹奏楽団』

今回は、『平野吹奏楽団』をご紹介します。名前の通り平野区を拠点に活動している市民吹奏楽団で、吹奏楽を通じて、地域に根ざした活動を続けています。団長の中村泰雄(なかむら やすお)さんにお話を伺います。

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●結成は約30年前

約30年前、平野区にある大阪市立摂陽中学校の吹奏楽部OB10数人で結成しました。現在は64人の団員がいます。年齢層は15〜48歳で、私が最年長です。1組だけですが、親子で団員になっている方もいます。高校1年生から入団を認めています。


●きっかけ

大阪市立喜連北小学校で、子どもたちの鼓笛隊を作りたいという話があり、指導者として摂陽中学校吹奏楽部OBに声が掛かりました。喜連北小学校の体育館で練習させてもらう代わりに、子どもたちに鼓笛隊の指導をすることになりました。しかし実際には鼓笛隊は編成されず、『平野吹奏楽団』だけが残りました。摂陽中学校に関係なくどなたでも参加を歓迎しましたので、団員はどんどん増えました。


●日頃の人間関係が基礎


見学に来られた方は「団員同士の絆が強い」という印象をもたれるようです。日頃の人間関係という基礎がないと、なかなか良い音楽はできないと思います。結成当時から、さまざまな団体にお世話になっていますが、資金的な援助はまったく受けていません。すべて団員の“手弁当”で運営していますので、そういう意味では、一致団結しないとやっていけないのです。団員が困った時には、みんな自分のことのように思って、助け合っています。


●パーカッションを揃えた10年前

楽団の編成は、吹奏楽器とパーカッション(打楽器)です。当初、パーカッションは摂陽中学校のものをお借りしていましたが、練習もあまりできなくて、パーカッションの団員も定着しませんでした。そこで約10年前、金額は人によってそれぞれですが、みんなでお金を出し合い100万円を集めて、最低限一通りのパーカッションを揃えました。立派ではありませんが、ある程度は揃えることができました。


●ガレージが楽器置き場

団費でガレージを借りて、車に楽器を積み込んだまま保管しています。練習の度に団員が車で運びます。例えば、ティンパニという大きな楽器がありますが、それを含めると、車で約3往復しないとすべての楽器は運べません。それを30年続けているということが、我々の誇りです。


●地域の音楽文化に貢献

結成当時は、求心力を高める意味で、吹奏楽コンクールに出場していましたが、地域の音楽文化向上を念頭に活動していますので、コンクールは7〜8年で卒業しました。地元のホールでの定期演奏会、公園での野外コンサートやたそがれコンサート、老人ホームでの慰問演奏などの活動に力を入れています。


●練習

練習は、毎週金曜日と第3日曜日に行っています。練習時間は約3時間ですが、仕事が終わってから駆けつける社会人は1〜2時間参加できればいいほうです。中には終了時間頃に着いて、楽器を出したら終わってしまい、その後の飲み会にだけ参加する団員もいます。何をしに来ているのか、分からないような気もしますが(笑)。


●団員はいつでも歓迎

団員の出入りは日常的ですので、募集を止めていることはありません。どのパートでも歓迎しています。ただ初心者に対して手取り足取り教えることはできませんので、高校生以上で吹奏楽の経験がある方に限らせていただいています。




<お問い合わせ>
『平野吹奏楽団』

http://www.h6.dion.ne.jp/~hirasui/index.htm


団長
中村泰雄さん


大念仏寺での“たそがれコンサート”

長居公園でのコンサート

定期演奏会のステージ


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