今回は、『手話サークル天王寺』をご紹介します。これまでも、都島区、鶴見区、東成区、生野区の手話サークルをご紹介しました。今回は、どのようなお話が聞けるのでしょうか。会長の正木秀子(まさき ひでこ)さんにお話を伺います。
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●きっかけ
私が会長になるずっと前のことなのですが、1981年の『国際障害者年』に、大阪市内のそれぞれの区で手話講習会がスタートしました。その修了者たちで結成したのが、『手話サークル天王寺』だと聞いています。私自身は、平成12年の受講生で、手話歴は約7年です。サークルの今年の登録者は26人です。
●毎週水曜に例会を開催
『手話サークル天王寺』の活動として、例会があります。毎週水曜の夜19時から21時まで、天王寺区民センターで、勉強会を行っています。
●三つの部
今年は、“学習部”、“レク部”、“広報部”という三つの部会を決めました。“学習部”では、勉強会の内容を企画して、ろうの方に講師に来てもらうなどして、ろうの方の手話表現を学んでいます。“レク部”は、レクリエーション担当です。『天王寺区聴言障害者協会』会員のろうの方や他サークルとの交流のために、ボーリングやハイキングなどを企画します。また、夏のビアパーティや冬の忘年会、初詣など、いろいろな行事もあります。“広報部”は、行事予定と行事報告を、広報誌などを通して行っています。
●地域行事への参加
『天王寺区民まつり』には手話コーラスで参加します。『天王寺区民文化のつどい』には、ろうの方と一緒に参加しています。他にも、地域に根ざしたサークルづくりのために、呼ばれたらできる限り、参加するようにしています。
●手話のコミュニケーションは、体全体で
手話は手だけでするものではありません。怒った顔で「楽しい」と伝えても、「楽しい」ことにはなりません。体全体を使ったコミュニケーションが大切です。手話を習い始めた最初の頃は、手を動かすだけで精一杯で、そこが難しいと思います。ろうの方は見た目で「聞こえない」ことが分かりませんので、大変なところもあるようです。手話は奥の深い世界なので、できる限り、続けていこうと思っています。
<お問い合わせ>
天王寺区コミュニティ協会
TEL 06-6771-9981
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会長
正木秀子さん
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『天王寺区民文化のつどい』のステージ
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『天王寺区民まつり』での手話コーラス
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