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  医聖・華岡青洲の古里    
 


春林軒

 紀の川市は、昨年11月に那賀(なが)郡の5町が合併して誕生しました。やって来たのは、旧那賀町にある「青洲の里」。広い敷地に、地元出身の華岡青洲(はなおかせいしゅう)に関する展示やレストラン、移築された住居などがあります。「華岡青洲の妻」として、映画などで妻も有名です。「青洲の里」の吉田守さんに伺いました。
「おじいさんの代から医者だった華岡青洲(1760年生)は、小さいころから家で患者さんの痛みや苦しみを感じていたため、なんとか痛みや苦しみなしに治療ができないかと思い、麻酔の開発に取り組みました。23歳で京都へ出て、人が10年かかる勉強を3年で終え、26歳の時に旧那賀町西野山に帰って加恵さんと結婚しました。奥さんとお母さんが人体実験に協力し、20年かかけて「通仙散(つうせんさん)」という麻酔薬を作り、1804年に世界初の全身麻酔による乳がん手術という偉業をなし遂げました。有名な『エーテル麻酔』が出来る40年前のことです」

 

春林軒の中では
いろいろなシーンが再現されている

  ここには、青洲が住んでいた「春林軒(しゅんりんけん)」と、コンクリート打ちっぱなしの建物「フラワーヒルミュージアム」があります。
「フラワーヒルミュージアムに入って最初にあるのが、町内特産品の販売コーナーです。金山寺みそやこんにゃくなどがよく売れています。隣が『華』で、有機野菜など新鮮で安全な地元のものを取り入れた健康志向のレストランです。そして、香りがよくてもちもち感がいい玄米食パンなどを販売する『ヒルベーカリー』、さらには、展示室があります」


青洲が使った医療器具

   青洲の里
 ■開館時間/
  ・春林軒と展示室 10:00 〜17:00
    *12月〜2月は16:00 まで
  ・レストラン 10:00 〜19:00
    *12月〜2月は18:00 まで
  ・物販など10:00 〜17:00
■春林軒と展示室の入館料/
   大人600 円、小中学生300 円
■休館日/月曜日
       (祝日の場合は翌日)
■TEL /0736−75−6008


8月に入ると、かつらぎ町では最高品種のモモが収穫できるそうです。東京の銀座では、1個5000円もの値がつくこともあるとか。今回のリスナープレゼントはモモに決定です。