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交通の要衝で育まれた文化と産業
今回訪れるのは兵庫県福崎町。中国自動車道と播但連絡道路が交わる交通の要衝で、この番組では何度も通りましたが、いつも通過ばかり。一度は立ち寄りたいと思って調べたところ、観光面でも産業面でも、魅力いっぱいの町だということが分かりました。そんなわけで、まずは福崎町が誇るおいしい名物をターゲットに車をスタートです。



    小さなトンネルの正体     <有安トンネルの地図はこちら>
 

中国自動車道 有安トンネル
 中国自動車道を西へ向けて快調にドライブ。舞鶴若狭自動車道との分岐点、吉川ジャンクションを過ぎ、吉川インターを過ぎると、10年前に出来たひょうご東条インターの手前で「有安トンネル」を通過しました。それはトンネルというより、ガード下をくぐったという程度の短さです。しかも、反対車線にはありません。不自然とも思えるこのトンネルを造った理由は、ここに有安古墳という6世紀に造られた古墳があるためだそうです。

  「そばにあらず、うどんにあらず」 
 

もちむぎめん

 福崎インターから北へ5分ほど、まずは「もちむぎのやかた」に来ました。辞書に載っていない「もちむぎ」というものが、今、福崎の名物として人気急上昇中のようです。どんなものなのか、柳瀬恵子さんにお話を伺いました。
「『もちむぎ』は大麦の一種で、昔は、家畜のエサとかになっていたそうですが、最近、栄養があって体にいいということが分かり、商品化していただくようになりました。戦前の米不足時代には、粘りけがあるのでもち米代わりに使ってダンゴにし、ダンゴ汁を食べていました。商品化した今の代表食品はめん類で、食感はうどんとそばの中間です。レストランでは、もちむぎめんと山海の幸がハーモニーした『三昧麺御膳』、温かい『鴨つくね南蛮』、夏場に一番よく出る冷たい『五種麺』などを出しています」

 
レストランで「五種麺」を食す

 めん類以外にも、いろいろ商品があります。
「カステラは、モロヘイヤ入りのものを含めて2種類あります。そして、もちむぎの粉、お茶、パン、ソフトクリーム、せんべい、あめなどがあります。また、世界で一つしかない『もちむぎたい焼き』を、従業員みんなで工夫して焼いて、土日限定で販売しています」

 

  もちむぎのやかた

■営業時間/11:00 〜19:00
    (土日祝は20:00 まで)
■定休日/レストランのみ水曜休
    (祝日の場合は翌日)
■TEL /0790−22−0569