“架け橋”は快適4車線「清滝生駒道路」 5月7日、大型連休最終日でも真っ盛り、しかも、明日以降も続くお祭りがあります。有名な大阪の「野崎参り」です。毎年5月に開催されるこのお祭りは、歌や芝居、文学作品の題材になってきました。古典落語にもなっていて、野崎観音に行く際のユニークなやりとりが出てきます。一体、どんなお祭りなのでしょうか。早速、現地に向けてドライブします。 |
車で行く野崎参り <徳庵橋の地図はこちら> | |
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口げんかの“正体” | |
「奈良の大仏さんが建造された時、インドの婆羅門(バラモン)僧正(そうじょう)が来られて、お釈迦さんが悟りを開いたハラナの地に野崎が似ていると言われ、それに感動された行基菩薩がお堂を建てられたのが始まりです。本尊の観音さんも行基さんの作と言われています。野崎観音には1200年以上の歴史があります」 |
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「野崎は、なたね油や農作物を水路で大阪の天満に運ぶのにも、大阪からピクニック気分で船や徒歩で来るのにも、日帰りできる場所だったため、水遊びや船遊び、5月の野崎観音のお祭り、そして、お花見を兼ねた行楽地として栄えました。昔は天満の八軒屋浜から船で角堂(すみのどう)浜へ、そこで小舟に乗り換えて野崎浜まで来て、あとは『観音道』を歩いて野崎観音にお参りするのが道筋でした。落語にも出てくる川の土手を行く人と船で来る人とのけんかは、『ふり売げんか』という野崎参りの有り様です。みんな面白うに口げんかしながら、野崎に着いた時にシャンシャンと手打ちみたいにして仲良うにしたら、その年は1年間、運気がいいというような言い伝えがあったためです。なお、今年の5月1日には、三代目桂春団治さんが本堂で落語会をしました」 |
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「『無縁経法要』と言って、有縁無縁のすべてのものに感謝のお経を捧げるというものなんです。有縁とは、自分の先祖や親族など、自分に縁のある人たちですね。無縁は、普段、知らず知らずの間にお世話になっている草や花、食物、それに、お友達など血縁関係のないような人たち。みんなに、『無事に生きさせていただいてありがとう。お世話になりました』というお経を捧げる行事なんです。法要は5月10日です」 1708年に鋳造された境内の鐘は、いつ誰が突いても構わないことで有名で、「野崎の鐘の突きっぱなし」と言われています。ただし、連打すると火事の知らせになるため、1人1回と決まっています。 |
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福聚山慈眼寺 ■拝観時間/9:00〜16:00 ■拝観料/無料 ■TEL /072-876-2324 |
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