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  丹後半島最北端の灯台
 


経ヶ岬灯台

 海抜140mの断崖絶壁に立つと、目の前には180度以上に日本海が広がります。丹後半島最北端、映画にも登場した有名な経ケ岬灯台に来ました。白亜の建物の一番上には、全国に6台しかない第一等フレネル式レンズが設置されていて、約40km先まで光が届くようになっています。 道の駅「てんきてんき丹後」からここまで国道178号を走ってきましたが、海沿いの素晴らしい眺めが楽しめました。丹後半島の北西側の海岸は、鳴き砂のある琴引浜や多くの海水浴場、高級ガニである間人(たいざ)ガニの産地などの観光地があるほか、古代丹後王国をはじめとする歴史遺産も非常に多いところです。この国道178号を中心とするエリアは、「丹後半島『古代ロマン街道』」として「日本風景街道」のルートに申請されています。

   舟屋が並ぶ幻想的な漁業の町
 

道の駅からの舟屋の眺め

 国道178号の一部が災害で通行止めになっていたため(現在は解除)、山の方に迂回(うかい)して丹後半島の東側に出て来ました。ここは伊根町、穏やかな海面を滑るように船が進み、海岸沿いに舟屋が並んでいます。海に浸かるかのような1階には、小さな舟がそのまま入れ、2階は住まいのようになっています。こうした幻想的な舟屋の様子を、道の駅「舟屋の里 伊根」から眺めています。小高い丘に建つこの道の駅は、最近話題の「ブリしゃぶ」が食べられることでも有名です。新田秀輝(ひでき)さんにお話を伺いました。
「漁船を格納し、漁具や網の干し場としても使われてきたのが舟屋です。最近は漁船が大型化して格納できないため、舟屋の軒先に係留したりしています。そして、老夫婦、あるいは若夫婦が舟屋の2階に住まれています。この地区は、昨年の7月に、重要伝統的建造物群保存地区に選定されましたが、漁業の町では全国初と聞いています」

 

噂のブリしゃぶ
定食
 ここは、1階に「お食事処油屋」とファーストフード、お土産を売る物産販売があります。
「お土産屋さんは、自社の定置網で朝に取れた魚を午後には加工し、一夜干して、翌日の朝から販売しています」

 2階は伊根湾が一望できるレストランで、ブリしゃぶが食べられます。
「舟屋をイメージして造られていて、明かりを薄暗く、柱の色も焦げ茶色にしています。ブリしゃぶは、肉の場合と違ってあまりだしの中に漬け過ぎず、しゃぶしゃぶと往復するぐらいにします。表面が白く、中は半生状態が一番です。値段は、2名様以上の予約が必要なコースが3150円と4200円、いつでも召し上がっていただける小鍋のブリしゃぶ定食が1500円です」


  道の駅「舟屋の里 伊根」
■営業時間/物販 9:00〜17:00
         レストラン 10:00 〜16:00
          (4〜11月は17:00 まで)
■定休日/火曜日(祝日の場合は営業)、
        年末年始
■TEL /0722−32−0680
 

丹後半島の海の幸がおいしい道の駅をハシゴし、満腹になりました。丹後半島は遠いイメージがありましたが、思い切って来てみると意外と近く感じました。ただ、これからは雪対策をお忘れなく。