最新道の予定地近くに残る石畳 <海老江7丁目の地図はこちら> |
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海老江7丁目の石畳
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阪神高速神戸線の海老江出入り口付近を通過し、500mぐらい東の福島区海老江7丁目に来ました。ここには、京都を思わせるような昔ながらの石畳の道があります。国道2号から西へ入る道2本と、それを奥でつなぐ道が何本か、石畳になっています。この一角だけが昭和の雰囲気。保存会の看板が掲げられ、車が入れないようになっています。この石畳は、かつて国道2号の路面電車だった阪神電鉄の敷石を持って来て造ったものだそうです。それにしても、新しい道が出来ようとしているすぐ近くにこんな古き良き道が残っているとは、大阪は奥が深い。 |
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経済効果が年間890億円の道 |
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大阪都市再生環状道路
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淀川左岸線は、新御堂筋でつながって終わりなのでしょうか。その点について、今度は国土交通省近畿幹線道路調査事務所の竹内智明(のりあき)さんにお話を伺いました。新御堂筋より東にも出来たら、大変便利になります。
「大阪市内の移動はもちろん、大阪周辺を含めた交通事情がぐっと良くなります。例えば、関空方面や神戸方面から大阪北東部に向かう場合、今なら阪神高速環状線に一度入らないといけないため、大阪都心部に用事のない車までもが都心部に入るという状況です。都心部に用事のない車は1日約28万台で、そのうち約6割の16万台が阪神高速を利用しています。しかし、淀川左岸線が東へ延びて『淀川左岸線延伸部』が出来ると、大きな環状線である『大阪都市再生環状道路』が形成されます。東側は近畿自動車道、南側は阪神高速松原線の一部と大和川沿いに沿って造っている大和川線、西側が湾岸線、北側が淀川左岸線と淀川左岸線延伸部です。しかし、淀川左岸線延伸部は、この中で唯一、計画が決まっていない道路です」 |
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建設中の第二京阪・門真JCT
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完成すると、どれぐらいの効果があるのでしょう。
「大阪都心部に交通が集中せず、混雑が緩和して移動がスムーズになります。例えば、門真付近から北港ジャンクションまで、今は約42分かかっているところ、約20分で行けるようになります。何年か先には第二京阪道路が門真につながるため、京都もぐっと近くなります。また、走行速度がアップすることで、二酸化炭素の排出量が減ることも期待され、移動時間が早くなることや燃費の向上、交通事故が減ることなどにより、道路利用者が受ける経済効果は、淀川左岸線延伸部で年間約400億円、大阪都市再生環状道路では約890億円と言われています」
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“新ジャンクション”周辺事情 |
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鶴見はなぽ~とブロッサム
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ぐんと足を東に伸ばし、淀川左岸線延伸部が実現すると近畿自動車道とつながる門真の近くにまでやって来ました。訪れたのは、大阪市鶴見区にある「鶴見はなぽ~とブロッサム」です。1階と2階が「大阪鶴見花(か)き地方卸売市場」、3階から5階までがアウトレットモールになっています。角田(つのだ)智恵美さんにお話を伺いました。
「ここには、アウトレットの物販店が約50店舗、飲食店が約10店舗あります。特徴は、レディースブランドはもちろん、スポーツやアウトドアのお店がとても多くて、男性の方にも楽しんでいただけるお店がそろっています。また、キッズに人気のミキハウスや、関西ではここだけという無印良品のアウトレットもあり、ご家族みんなで楽しんでいただけます」
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クリスマスムードも満点
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クリスマスフェアも始まっています。
「クリスマスツリーや巨大なサンタのバルーン、イルミネーションを展示して、クリスマス気分たっぷりに、12月25日まで『ディライト・クリスマス』というフェアを開催しております。各店で冬のお勧め商品を豊富に取りそろえており、通常だと3000円以上のお買い物で2時間まで無料の駐車料金を、期間中の平日の夕方5時以降にご入庫いただきますと、金額にかかわらず3時間まで無料となります。イルミネーションも点灯する平日5時以降のご来店がお薦めです」
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鶴見はなぽ~とブロッサム
■営業時間/物販11:00 (土日祝は10:00 )~20:00
飲食11:00 ~21:00
■TEL /06-6915-3939 |
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最後に西へ戻り、夜の天保山ハーバービレッジにやって来ました。この辺りでは、「ベイサイドクリスマス2006」と題する、15万個の発光ダイオードによるイルミネーションがきらめいています。巨大なツリーとその周りを飛び跳ねるイルカ、ジンベエザメ…ファンタジーなイルミネーションをバックに、家族連れやカップルがひっきりなしに記念撮影をしています。 |
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