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| 夢が膨らむ大阪都市再生環状道路 今回は、大都市・大阪で年末気分を味わえる道を巡ります。ただ、年末と言われて真っ先に頭に浮かぶのは渋滞。普段から渋滞の多い大阪は、この時期、奮発して阪神高速に乗っても混雑、反対に地図で抜け道を探して走ろうとすると、そこは細い生活道路で危険ということもよくあります。でも、下町の雰囲気が多く残る大阪ならではという道や、おしゃれな最先端の道も多いのです。 |
| ＵＳＪの東にある巨大な地下道 ＜島屋の地図はこちら＞ | |
まずはクリスマスムードを楽しむため、日本一高いツリーがあるという大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ）へと向かいました。メインゲートにつながるユニバーサル・シティウォーク大阪では、毎日、パフォーマンスやライブが行われ、ゲート前では皆さんが大きなリースを背に記念撮影をしています。ＵＳＪの奥の方に見える大きなツリーの後ろには阪神高速道路が走っていて、ハリウッドに来たような、あるいは近未来的な感じで、ムード満点です。 |
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 「淀川左岸線１期の工事を行っており、今、北港通の地下の部分を掘ってコンクリートのトンネル構造物を造っております。これと同じものが、壁の向こうにもう一つあって、ここが西行き、隣が東行きになります。阪神高速神戸線と接続する箇所以外は地下のトンネル構造で造っていて、ここ島屋工区では約700ｍが既に出来上がっております。次の正蓮寺（しょうれんじ）川工区では、河川の中を２kmほどトンネルで行き、その先の大開高見工区で地上に現れて、海老江付近で高架構造になって神戸線につながります」 |
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「正蓮寺川は運河で、上流が淀川につながっていません。大阪府、大阪市、阪神高速の３者で総合整備事業により埋め立て、河川内に高速道路を造って上にふたをし、上を大阪市が公園にする計画です。当初はふたのない掘割構造で考えていましたが、高速道路の上に公園をという地元の皆さんの要望により、ふたを付けたトンネル構造としました。今は河川の中央付近を鉄板で仕切り、左岸側半分の埋め立てを行っています。右岸側は既に終わっています。河川にたまったヘドロをポンプで吸い上げ、埋め立て済みの右岸側に造られたプラントで脱水固化し、その土を利用して河川を埋め立てています。この工事は環境面に気を付けて進めています。また、島屋工区については、交通量が多い北港通で道路規制しながらの工事のため、皆さんにできるだけ迷惑をおかけしないように進めるのが大変です」 |
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「北港ジャンクションから海老江までが約5.7kmで、そこから先は、淀川左岸線２期工事が計画されており、約４・４kmです。海老江から先は、淀川左岸河川敷を地下トンネルで東へ向かい、新御堂筋の手前で高架構造になって、北区豊崎で新御堂筋とつながります。完成は、１期が平成24年度末、２期が32年度末を予定しています」 ＊ 高見地区では、多くのマンション、工場、ホームセンターなどが建ち並ぶ中、正蓮寺川を通ってきた淀川左岸線が高架になっていく様子が見えます。高架橋の橋脚部分は既に出来ていて、淀川方向にぐんぐんと上がり、まるで銀河鉄道が発車していきそうな感じです。あれが、向こうに見えている神戸線とつながるかと思うと、少しわくわくします。 |
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